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~ 家 族 ~  作者: MiYA
3/4

~ 娘 の 夢 ~

正子は 夕飯後に食器を洗い


何をするでも無く TVを見て過ごし …


時計が 夜の10峙30分を回った頃 …


眠りについた …



サラサラ~ サラサラ~


大樹の葉が 揺れる音が 聞こえた …



「あらっ ? 何 ? 夢 ? 嫌だぁ ~ もう~ 此処は何処なの? 山 ? 森 ? もう~ 何処~ ! 取り敢えず… ヤ ッ ホ ー ー ! 」



正子 の 声が 風に乗り …


ヤッホー! … ヤッホー! … ャッ ホ ー! …


森のような 山のような その場所に木霊した …


「アハハハハ! 面白いわ ! そうね 折角 こんなに綺麗な場所に来たのだから … お願いしちゃおうかしら ~ 娘に会いたい! 娘に会いたい ! 娘に会いた~い !三連発 よ! アハハハハ! 会えっこ無いのにねっ … アハハハハ!」



サワ サワ サ ワ サワ ~


大樹が 再び大きく揺れた …


何処からか 低く不思議な声が聞こえてきた …



信 ジ ヨ ウ ト …


信 ジ マ イ ト …


己 ノ 心 ガ 決 メ ル コ ト …


我 カ ラ 伝 エ シ 事 ハ 一 ツ …


善 ク 堪 エ タ ナ …


正 子 …



「えっ? 正子? 私の事? あのぅ… 貴方様は 何方ですか ?」



正子 は 声を出し 聞いてみた …



オ 前 ニ 花 ヲ 貰 イ …


オ 前 ノ 祈 リ ト 願 イ ヲ 聞 イ タ モ ノ ダ


善 イ 夢 ヲ ナ …



何かの 声と共に 大樹 が 大きく しなり


場面が 変わった …



ハイハイをする 正子 の 娘 昌子 …


軈 昌子は 幼稚園に通い始め …


小学 ・ 中学 義務教育を終える …



正子 は 嬉し涙を流しながら 娘の成長を見ていた …



高校へと進学し 祖父母の家を出て


一人暮らしをして ドーナツ屋の バイトを始める …


高校を卒業して 短大へと通う …



其は 恰も 其所に 正子も一緒に


体感しているような 感覚だった …



「あぁ … 嬉しい… あの子が 直ぐ側で笑っているようだわ … 」


正子 は 心から感謝していた …


其は 「神 」なのか …


違うものなのか …


解りはしないけれど …


卵形の石 で ある事だけは


正子にも ハッキリと 解っていた …


再び 場面が 変わる …



其は 娘の結婚式 …


ウェディング ドレス姿で


ニッコリ笑う娘と 夫となる若者 …


舅 と 姑 も 嬉し涙を流し泣いていた …



「有難う 御座います … 」


正子 は 二人に 感謝し 深々と 頭を下げて 顔を両手で覆い 泣いた …


再び 場面が変わる …


娘に子供が生まれた…


元気な 男の子だ !


ヤンチャな男の子は


ハイハイの頃から 彼方此方と 部屋の中を素早く 移動し


娘 の 昌子 は 何時も ハラハラしているようだった …


娘 の 声 が 聞こえた …



「こんな時 … お母さんが居たらな … お母さんも お父さんも 事故で死んでしまったのだから … 仕方ないのだけれど … 」



正子 は 詫びていた …


「ご免なさい … ご免なさい … 昌子 …ご免んね … 」


ポロポロ と 足元に落ちる 涙の粒 …



其から 何年か経ち …


孫は 幼稚園に通い始めていた …


父親と 二人 …


男同士の 釣り勝負 !


と 二人は 車で 出掛けて行った


弁当を持たせ 笑顔で 見送る娘 …



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