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~ 家 族 ~  作者: MiYA
2/4

~ 夕飯を届けに ~

そうして 流れ流れて …


日の出町にやって来たのよねぇ ~


何か 流離いみたいね っ! 格好いいわよねっ? アハハハッ!


裏野ハイツ に 52才の時から 住んでいるけれど …


此処に越してから …


職場の噂や 職場に居れなくなる なんて事は一度もないわね …


私が 合わなくて 辞めると言う事は あったけれど…


そうそう …


此の建物の横にある 卵形の石ね …


珍しいし 大切なものだって感じてね …


入居当時から 周りをお掃除したり 善いか悪いか 解らないけれど …


お盆とか お正月に花を飾ったりしているのよね …


私 神様とか 全然 信じていないんだけれどね …


だって 私も含め …


生きている人間のほうが 100倍怖いじゃない?


思い込んだら …


殺めてしまうし …


あっほらぁ~ 何か 嫌ねぇ~ 私 って アハハハハ!



でも …


でも も し も …


願いが 叶うなら …


死ぬ前に 一度だけ …


一度だけで良いから …


娘に …


昌子 に 会いたい …


無い 無いわよね! アハハハハ!


いい歳して何言ってんの?オバサンって感じよねぇ~ アハハハッ!


「さぁ~っ! 馬鹿な事ばかり考えていないで 夕飯でも作らなきゃねぇ~♪ 」


正子 は 自宅へ戻ると 夕飯の支度を 始めた …


ピロロロ~♪


夕飯を作り始めて 直ぐに


正子の 携帯電話の メール着信音がなった


「あぁ ~ 昌子ちゃんねぇ ~ 今 起きたのかしら~ 」


正子は 携帯電話の メールボックスを開いた



今 起きました …


夜 眠れなかったので …


… 昌子 …



正子は メールを返信した …



そうね 毎日暑いから


寝付けないわよね …


もう少し 涼しくなったなら


眠れるようになるわよ ♪


気にしない 気にしない ♪


… 正子 …



正子 は 返信を済ませると 再び夕飯を作り始めた …



今日の夕飯は …


ひじきの荷物に 焼き魚 …


其に ほうれん草の ごま和え と 豆腐の味噌汁 …



正子の 家の テーブルには 何故か 二人分の夕飯が用意されていた …


正子は 一人分の夕飯を トレーに乗せ …


メールを送った …



夕飯できたわよ~♪


今 届けるから 鍵開けておいてねっ♪


… 正子 …



正子は 夕飯を置いたトレーを持つと …


サンダルを履き 玄関を出た …


隣の 202号室のドアを サッ!と開け


夕飯を置き 空の食器の乗せてあるトレーを持つと


再び サッ!と 202号室のドアを閉めた …



カチャッ …



正子が ドアを閉めると


直ぐに 202号室の鍵を掛ける音が聞こえた …


正子 は 何事も無かったかのように 自宅である 201号室へと戻った …


ピロロロ~♪


自宅に入ると直ぐに メールの着信音がなり


正子は再び メールボックスを開いた




何時も すいません …


ありがとう ございます …



… 昌子 …



メールには そう書かれていた …



はいはぁ~い ♪


たくさん 食べなきゃ駄目よぉ~


夏バテ 禁止っ!


なんてねぇ ~ ♪


… 正子 …


メールを返信すると 正子は TVをつけて


一人 で 夕飯を食べ始めた …



「いやぁ~ ! 嘘 ~っ!生まれちゃったのぉ~ ? パ ン ダ ~ ! 可愛いわねぇ~そりゃぁ 何時までも入って居られないわよねぇ~ 出なきゃねぇ~そうそうっ!」



ニュース番組を見て 一人で話をして一人で納得しながら …



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