【津波対策で誘致の動きが見られたのでありましたが…】
東日本大震災のため
線路が使えなくなったことに伴いまして
BRT(バス高速輸送システム)として
仮復旧・運営しておりました
JR東日本
気仙沼線と大船渡線の
それぞれ一部路線の
鉄道での復旧を断念し、
BRT路線として
本格的に取り組んでいく方針であることが
ニュースなどで紹介されております。
この路線。
特に気仙沼線につきましては
比較的新しい路線でありまして
長いこと誘致活動が行われて来たのでありましたが
その理由は
どのようなモノであったのか?
と申しますと
沿線地域は
昔から津波の被害に遭って来た地域でありまして
そのたびに物資の不足に悩まされて来ました。
その物資が
滞ること無く
地元に送り届けられるよう
鉄道路線が必要。
と繰り返し陳情されていましたのが
気仙沼線でありまして
開通当時。
乗客されるかたが
心配された想定よりも
多かったこともありまして
無事。JRに受け継がれ
2011年を迎えたのでありましたが
3月11日の震災で
気仙沼線も被害に遭い、
かつて期待されておりました
ライフラインとしての機能は
残念ながら…。
時代も移ったこともありまして
優先順位にも変化が見られ
鉄道よりも先に
道路が復旧。
鉄道線にしましても
全てを。
となりますと
時間とお金が掛かることもありますので
使える部分を
アスファルト舗装しまして
バス高速輸送システム(BRT)として仮復旧。
現在に至っているのでありましたが
震災前から
利用者の減少が見られていたこともありまして
鉄道として復旧するだけのメリットが無いこと。
定時制
の面でバスは不利なところはありますが
元鉄道路線を専用道として活用できるので。
あとは
鉄道時代よりも利便性が高くなっていることなどありまして
今回の提案に至ったと思われます。
鉄道好きなモノからしますと
寂しい話題と言えば
寂しい話題なのでありますが
当地の実情を見ますと
BRTのほうが
現実的な選択肢になると思われますし、
これが良い方向に行きますと
(鉄道好きからしますと
寂しいことが増えてしまうことに
なり兼ねないのではありますが…)