夢のお話
その昔…
僧文是師那波乃子
【ソウブンゼシナハノコ】
と言う僧侶がいた
彼は悪霊退治を生業としていて、彼の悪霊退治の仕方は自らの体に悪霊を閉じ込め消滅させる方法だった
そんなある日
彼は夢をいや悪夢を見た
消滅した
と思っていた悪霊が体内で生きていたのだ
彼はなんとか夢を看破し夢から眠りから覚めたが既に30余年が過ぎていた
彼は巻物にその悪夢と悪夢の覚め方を記し、再び眠りにいや永遠の眠りに伏せた
この話は彼を慕っていた見習い僧侶が誤って巻物を開いてしまい広がった夢のお話
この話を知ってしまうと自分も体験してしまうので夢から抜け出す方法をしっかり覚えておいて下さい
その夢は始め…真っ暗な闇から始まる
光が全くないように感じる程の暗闇…
目が慣れてくると少しではあるが周りが見え始める
周りには得体の知れない物体が居てうめき声をあげている
その物体は悪霊の成れ果てで恐怖以外の何者でもない
その物体のうめき声は更に恐怖を掻き立て平常心を保てなくなってくる
が決して耳を塞いではならない…耳を澄ませば遠くの方から自分の家族や親友からの呼び声が聞こえる
声のする方向へ向かう途中走ってはならない…例え得体の知れない物体が間近くまで来たとしても落ち着いて声のする方へと歩いていけば得体の知れない物体が減っていきやがて闇が少し晴れる
すると目の前に3つの道が現れる
一番左の道からは光が漏れている
真ん中からはまたあのうめき声が聞こえている
一番右からは家族や親友の呼び声がする
左右に行きたい所だが真ん中の道を進む
また暗闇に覆われ、得体の知れない物体が居るが立ち止まらず、走らず、途中家族や親友の呼び声が聞こえるが無視し真っ直ぐ進む
すると目の前に5つの階段が現れる
一番左は綺麗な階段
その隣は木製の階段
真ん中は石製の階段
右隣はオシャレな階段
一番右は今にも潰れそうな階段
左から2つ目の階段を上がる
そのまま歩き続けると闇が完全に払われ、目の前に大きな湖がありその左右に家が建っている
右側の家の庭には木があり左側の家にはない
木のある家に向かう
扉を三回ノックし『誰かいませんかぁ?』と言ってから再び三回ノックする
すると家からお爺さんと小さな女の子が出てくる
お爺さんに『夢から出る方法を教えて下さい』と言うと教えてくれる
夢から出る方法は、湖の真ん中の水深10m程の所にある宝箱を開けて中にある金のハーモニカを吹く
しかし湖の水の色は一番近い色が緑
入りたくない水だが命には代えれないので潜るしかない
湖の真ん中まではお爺さんと一緒に居た10歳程度の少女が船を漕いでくれる
すると湖の真ん中あたりが光っているのでそこに潜り宝箱を開け金のハーモニカを取り海面へと向かう
が頭を物凄い力で大きな手が抑えてくる
実は少女は悪霊で夢から目覚める手前まで来た者達を殺すのが仕事
普通に水から出るのは不可能だしかと言って水中なので金のハーモニカは吹けない
ここで『僧文是師那波乃子』と頭の中で叫ぶと頭を抑えている力が極端に弱まるのでなんとか抜け出し金のハーモニカを鳴らす
すると夢から覚めることが出来る
僧文是師那波乃子
あなたはこの名前を聞いて何かに気付いていましたか?それとも気付きませんでしたか?
ソウブンゼシナハノコ
これで気付きましたか?気付きませんか?
そうぶんぜしなはのこ
これで気付いたでしょう?何わからない?
仕方ないですね…では逆から私と読んでみましょう♪
こ の は な し ぜ ん ぶ う そ
この話全部嘘♪笑
あららぁ何人かの御方は冷たい目線をプレゼントしてくれていますね…
まぁいいでしょう苦笑
では! 終