Xmas、何それ?
駄作ですみません
駄作ですみません
駄作ですみません
今日はクリスマス。カップルが仲良く一緒に過ごし、ぼっちは更に寂しさを感じて一人で過ごす日である。
そんな日に若いカップルが一組。彼女は彼の腕にぎゅっと抱き付き、彼は恥ずかしくて視線をあちらこちらと動かしている。
そのカップルが様々なクリスマスならではの商品を見て回っている最中。ふと、彼は視線を通り過ぎていく、彼女より主張している胸に固定してしまう。
彼女は直ぐにその事に気づくや否や、偶々近くに落ちていた木の柵の破片を拾い、彼の頬をつつく。しかし、鬱陶しいと手で撥ね除けられる。
「ねぇ、何見ているの。」
「お前は気にしなくても良い。」
「ふーん。」
彼女は若しもの時に備え、スタンガンを常備している。それを鞄から出し、マフラーを少しずらして晒される彼の首にこっそり当てる。バチッと音は立つが、クリスマスの喧騒により気付かれる事はない。
彼は突如の事に驚く間も無く体から力が抜け、そのまま膝を着く。
「ちょっとお話ししようよ。」
彼は漸く危険を察知するが、時既に遅し。彼女は重い彼の体を引き摺る様に近くの路地裏に連れていく。
「ねぇ、何で私以外の女に見蕩れていたのかな。」
「すまない。」
「謝るなら、端からやらなければ良いのに。」
「すまない。」
「・・・気に食わない。謝れば何でも許されると思っているでしょ。」
「・・・」
「図星か。お仕置きが必要だね。」
「・・・・」
「そんなに怯えないでよ。・・・直ぐ終わるから。」
私は彼の服を脱がして、猿轡の代わりに噛ませる。それから、左上腕に先程の柵を突き立てる。三度ほど。
「これに懲りたら、ずっと私だけを見て。ずっと私だけを愛して。逃げた場合、何処までも追い掛けて――お仕置きしてあげるから。」
寒さの所為か、彼は顔を青ざめ、かなり震えている。そんな彼に対して、彼女は慈愛の眼差しを向けている。
「大丈夫。そんな事しなければ、何もしないから。」
それから、このカップルがどうなったか。それは分からない。しかし、長く一緒に過ごしている事だろう。