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5. お茶にお誘いしました。
短いです。※もう一話投稿しました。
爽やかな目覚めです。
昨夜の晩餐会はつつがなく終了しました。
少なくとも表面上は。
部屋に戻ると早速浴室に連行され、晩餐前の手順を再び。
気合いの入った手によって、身体中の凝りを解して貰いました。
さすがです。
とろっとろになった所で、今度こそ待望のベッドへ。
熟睡です。
横になった瞬間に寝入った自信があります。
お陰さまで今朝はすっきりと目覚める事が出来ました。
身も心も軽やかです。
朝食も美味しく頂きました。
身支度をしている間に、居間の方ではいつの間にか増えていた侍女の方々が、テキパキと準備をして下さっています。
今日は王女殿下とお会いするんです。
何やら話したい事があるのだとか。
折角なのでお茶にお誘いしました。
少しお話ししただけですが、礼儀正しくしっかりとした方だと感じました。
誰かとは大違い、とか思ってませんよ。同腹とは信じられない、なんて言ってませんから。ちょっと生命の神秘について考えたくらいです。自覚の問題でしょうが。
お話しするのが楽しみです。
さあ、お迎えしましょう。
ありがとうございました。