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雪ん子
どうしたのって言われたの
ひとりで泣いていたから
だから私答えたの
「もうすぐ溶けて消えちゃうの」
そしたらあなたも言ったの
「僕もそうだよ」って
ひとりだと思っていたから
消えちゃうのは変わらないけど
あなたと一緒なら怖くない
も一度私は言ったの
「それじゃあ最後も一緒だね」
そしたらあなたも言ったの
「もちろんだよ」って
お空が明るくなってきて
少しずつ暖かくなってきて
雪ん子の私たちは消えていくの
でも大丈夫だよ
私はひとりじゃないから
最後はあなたといっしょだから
意識がなくなるその瞬間まで
私はもう泣かない
ずっと笑っているんだ
別サイトに掲載していたものです。
