第1話 にして 最終話
誰もこんな話見るはすまがありませをが
見ていただいたかたには感謝とお礼を
申し上げます。
俺には夢があった。
それは誰でもが一度ぐらいはもつ
たわいもない夢である。
まあそんな夢はすぐに
『覚めた』し『冷めた』し『醒めた』。
何故かって?
そんの決まっている。本物に出逢ったからさ。
レイス=シオンアレイスタ
始めて出逢った時は
まさか何故か人助けをしていたら
いきなり現れて
おいしいところをかっさらっていった。
しかもすべてレイスがしたことになって、
正直ハァー?!と思った。
みんなも考えてみてほしい。
自分が途中まで作っていた
パズルとか絵などをいきなりやってきた
見知らぬ人に完成させられ。
しかもすべて
その見知らぬ人がしたことになっているという。
みんなもハァー?!と思うだろ?
まあその時はお互い名前も
知らなかったので怒ろうにも怒れなかった。
次に会ったのは学園に入学してすぐであった。
まさかまたレイスに会うとは思っていなかった。
が、向こうは忘れているみたいだった。
今となったから分かるが
レイスはお人好しと正義感が
善人と言う名の服を着て歩いているやつだ。
しかも行くとこすることすべてで何かが起こる
だからレイスにとって
あの事もたいしたことないのだ。
だからレイスとは口を聞かないつもりだった。
そんな決意は虚しく
学部・学科にクラスまで一緒。
果ては寮の部屋までおなじ。
これで口を聞かないはどう頑張っても無理だった。
しかもレイスは何故か俺の事を
事あるごとく連れ出しと言うより巻き込み。
仕舞いにはその後始末をしている。
そんな毎日を過ごしていたら
いつからかレイスは学園で有名になり。
いつも誰かを助けたり、救ったりしてたら
みんなに 『勇敢のレイス』 とよばれていた。
さすがにみんなレイスばかりと言うか
レイスしか褒めないので
今までの後始末のストレスと
始めて出逢った時と同じく
レイスしか評価しない事の二つに
ぶちギレてレイスに喧嘩を仕掛けた。
『何故いつもお前しか褒めない、
評価しない、お礼を言われない。
俺には何故無いんだ』
結局学園の先生が止めるまで
激しい喧嘩、いや死闘と言う私闘をしていた。
罰則は二人とも停学二週間と思っていた。
しかし実際は喧嘩を仕掛けた俺が悪く。
レイスはあくまで正当防衛と言うことで
何もなかった。
俺は停学中ずっと考えていた。
何故いつもレイスだけなのか。
どうして俺ではないのか。
考えて考え抜いた結果、
俺はレイス本人に聞いてみた
『何故お前は誰かのために行動する?
しかもいつも俺を巻き込むんだ?』
そしたらレイスのヤツ何て言ったんだとおもう?
『何言っているんだ?
僕とお前は親友だからと言うこともある
が、実は誰かのために行動する
理由……いや、夢にあるんだ。』 と言った。
『僕がまだガキの頃に人出すけを
したことがあるんだが、
本当は俺じゃなくて別の誰かが助けて
いたところをちょっと手伝ったら すべて僕のおかげと言う事
になっていたんだ。』
レイスの顔は少し嬉しそうに、だかどちらかと
言うと憧れに似た何か幸せそうな顔をしながら
続きを語った。
『しかし僕が本当に凄い、いや憧れたのはその別の誰かなんだ。確かに僕は人助けをしたがきが
すべてではなく。むしろ終わりに少し手伝った
だけなんだ。つまり、殆どその別の誰かがしたのに少しの文句も言わずに何時のまにか居なくなっていたんだ。』
お前も凄いと思うだろ?と笑顔で語っていた
レイスを『観て』『視て』『見て』
悪い夢から『醒めて』いた。
いや、俺の気持ちが『冷めた』。そして
俺の本当の夢に目『覚めた』。
だから俺はその問いに凄いなと答えた。
本当に心から答えた。
俺が夢を叶えれなかった
夢を叶えているレイス自身がな
と心で付け足したが。
それからの俺は夢を見るのをやめた。
そしたらなんだかすべてが面倒になって
死んだ魚のような目をするよになった。
そんな事関係なくレイスは学園の騒動などに
俺を巻き込み続けた。
そしたら何時のまにか俺も学園で有名になっていた。いつもレイスの隣にいる死んだ魚のような目をした俺のことを
みんな『リッチのサータ』と呼んでいた。
確かに俺は死んだ魚のような目をしているし
いつもレイスが接近戦ばかりだから
俺が後ろで魔法で援護していたら
そんな風になっていた。
そんなこんなで何故か学園を卒業するまで
俺は巻き込まれ続けた。
さすがに卒業してからまた会うとは思わず
なんかまたなんかあったら俺を頼れよって
最後に少しだけカッコつけてみた。
それを最近はフラグと言うらしい。
それから俺は王国の宮廷魔法使いになった。
それから1年もただずにトップになり
柄にもなく浮かれていた時だった。
この世界に魔王が復活した。
慌てた国は嘘か本当か怪しい伝説の剣が
抜けた人が勇者だと言った。
最初はみんな誰もが勇者になりたくて
その剣を抜こうとしたが抜けなかった。
だんだん人が抜きに来なくなり
諦めてきたその時
旅のものが剣を抜いた。
喜んだ王様は勇者を王宮に招いた。
しかしそれを勇者は断った。
変わりに変な話がきた。
この王国の何処にいる親友に向けて
御触れを出してくれと頼まれたのだ。
内容は
『あの卒業した時の約束を今使わせて貰う。
我が親友サータ=シュレイテへ
お前の親友レイス=シオンアレイスタより』
王様はそれを早速御触れを出そうとしたところ
自分の宮廷魔法使いにそのようなヤツがいたのを思いだしそやつを呼んで勇者の話をした。
そしたらいきなりまたかよと叫び
王様に辞職する事を言った途端に
転移魔法で何処にいってしまった。
それから3年後勇者が魔王を倒した。
その勇者のパーティーには
あのサータもいた。
それからの勇者と
親友のサータは伝説と
なった。
悔しいけど夢は叶えられなかった。
何故かって?
そんなの本物に出逢ったからさ。
じゃあ夢はどうすれば良いって?
これはあくまで勇者の親友としての言葉だ。
『夢は叶えたいからといって
叶うわけではない、夢は叶えられ資格があり。
かつ、努力したものが叶えられる。
俺は資格どころか努力さえしなかった。
だからあなたは自分にあった夢に向かって努 力してきださい。』
これにて俺、勇者の親友サータ=シュレイテの
お話は終わりです。
Can have a nice dream.
改めて最後まで呼んでいたただきありがとうございます。
こんな駄文でしたが皆様の暇潰しにでもなれたら最高でした。
また、学生生活が忙しく誰も気にしてないと
おもいますが更新がなかったごとにつきまして
深く謝罪させていただきます。
すいませんでした。