1 THE地球軍 / 十五夜菊花
Attention!!
※この作品はフィクションです。実際のあらゆるものとの直接的な関係はありません。
この小説は、文芸部員によるリレー小説で書かれています。そのため、文が荒かったり、文体が違ったりするかもしれません。
そのため、読みにくいかと思いますが、その都度なおしていく予定です。
「それでもいいよ」というお優しい方はどうかよろしくおねがいします。
ここは通付学園。偏差値、進学先、部活、歴史、何もかも全て、とにかく普通。とにかく特徴がない。あっ、そんなつまらない学校にいるつまらない男ね、なんて目で見ないで、そこのかわいい子ちゃん! とりあえず俺の自己紹介するよ。
俺の名前は金尾勇気。中3A組だ。彼女いない歴イコール年齢の可哀相な奴だから、いつでも声をかけてくれよ! え? でもその顔は、本命のコはお前じゃないぜって感じだって? そんなことないさ……あっ! 日向!
「やあ! 日向、おはよう! 今日も太平洋の孤島に咲くヒガンバナのように綺麗だね!」
「あら……? 今どこかで私に挨拶する声が聞こえたかしら……? でもヒガンバナですとは失礼ですわ……私はベルサイユ宮殿の庭に咲き誇る薔薇のような美しさを目指しておりますのに。あら、ごきげんよう、小泉先生。今日のお空は南の楽園の海のようですわ。ところで、生物の質問なのですが。ヒガンバナって太平洋の孤島に生えているのでしょうか? おほほほほ……」
……今日も気づいてもらえなかった……もういい! 脳内妄想少女でナンパの練習するのやめるよ! 彼女こそが俺の愛する人、原野日向。おしとやかな立ち振る舞いが俺を虜にした――まさにプリンセス!! 立てばトンカツ座ればご飯、歩く姿はボロネーゼ!! 本当に
「あーっ!! 僕の偽予言的中っ!! 第四の仲間となるべし"妄想少女を追いかけるのが趣味の可哀相な男子"発見したっ! ちょっと、こっち、こっちっ! あと、さっきから考えてるること、全部聞こえてるよっ! 『立てば芍薬、座れば
「俺は馬鹿なんだよ!! こんな馬鹿な俺を助けるために勉強会という面目で俺とデートしようよ!」
……あれ、でもこいつの名前何だっけ?
「馬鹿を治したかったら、僕と平凡な日常に革命を起こそうよっ!」
「そんな…俺の普通の彼女に……(じたばたじたばた)」
いきなり首絞めるな! うわ、日向! こんな姿見られたら俺……
「まあ、お見苦しゅうございます。ゴミは処分してくださいまし」
ぎゃあああああああ日向にゴミって言われちゃったあああ
「よーしっ、これから『名称未定の軍団』結成式を開始するぞっ」
「ゲホッゲホッ…何か勝手に始まってる!?」
「僕には見えるっ! 2ヶ月後に僕らが校長先生の像の前で軍旗を翻してるのが見え
るっ!」
「ストップ。全く意味わからないよ!」
「ああ、金尾君っ。偽予言者、この大月梨宇は、4人で軍を結成している未来を見たんだ
よっ!」
「自分から偽って言うのは何でだよ!?」
「もちろん、偽物だからだよっ」
「突っ込む気失せたよ!」
「……というわけで、"寡黙な才能を秘めてるらしき青年"石井大地、"姫を名乗る残念少女"原野日向、"妄想少女を追いかけるのが趣味の可哀相な男子"金尾勇気の3人を仲間として、ここに『名称未定の軍団』を結成するっ!」
「さっさと名称決めろよ!!」
「では、『THE 地球軍』でっ」
「まあ、まさか宇宙から侵略があるわけでもありませんのに」
「日向ぁ~っ、だって、明日空から酢酸カーミンの雨が降って来たらどうするのーっ? 僕らにしか出来ない使命がきっとあるよっ!」
※注 酢酸カーミンとは、顕微鏡で観察する時に使う染色液です。これが体にかかると細胞の核が赤く染まりますが、特に害はありません。
「さあ! 僕らの時代を歴史に刻もうじゃないかっ!!!」
こうして、何をしたいのかもわからない、謎の馬鹿組織が結成されたのだった……
ということで、トップバッターは原案者の十五夜菊花さんでした。一時間でかいたそうです。原案者からコメントが届いてますね。次の人への方針ですか。こういうのあると助かりますよね。
コメント→とりあえず、どんどん痛々しい感じでよろしくお願いします。
……いや、もう十分、痛々しいと思うよ?
ということで、執筆者 十五夜菊花、あとがき 水樹ですた(´・ω・`)
梨宇「言い忘れたけど地球軍のエネルギーのために感想、評価をくれると嬉しいなっ」
大月 梨宇
偽予言者を自称する中学3年生。偽予言は、もちろんその場の思いつき。もちろん、めちゃくちゃ。もちろん、日本語じゃない(原案者「いや、言語なのか……?」)。
好物の雪見だいふくを食べると脳細胞が活性化。これが素晴らしいらしいよ。原案者が「ここを素晴らしくしといてくる的な」って言ってるし。
要は、普段がイっちゃった系(原案者みたいですね)。こいつが勝手に「THE 地球軍」を作っちまった。
原野 日向
プリンセスを自称する中学3年生。スカートつまんで挨拶したり、いちいち姫。ときどき高飛車。いつか王子様g((ryというような妄想少女。そのくせ射撃、アーチェリー、ダーツのネ申。ルックスはそこそこ。
金尾 勇気
語り手。モテない男の鉄板。本命は日向だが、見向きもされない。口説き文句がネタ並み。命を懸けて日向を守ってみせるが、それでも気づいてもらえない可愛想な人。