キャラクター等(ネタバレ有)
王国/名も無き規模の小さな牧歌的国家。女系。
女王/ロレーヌ=シェルシュ・ミディ(16)
天真爛漫で大胆だけれど実はいろいろと疎い。特にあっちのほうが疎い。疎いから大胆になってしまう。銀髪、碧眼、目力のある美少女。ムフタール手製のガトーが好き。でも特に好きなのはガトーじゃなくてパンペルデュ。花より団子。でも団子の半分はムフタール(に逢えるから、口実に)
パティシエ/ムフタール・ムルレティ(20)
菓子作りは料理人だった祖父から習う。父母は幼い頃に亡くなり、祖父とその友人らが志を託した。長い黒髪を後ろでひとつに束ねている。にぶい。特にあっちのほうがニブいが、開き直ればやることはやる。細身。
男子たるもの/マッチョで剣の腕が立つとモテる。着飾るのは男の仕事。鳥の求愛行動的な。女子は待っていればよろし。
裏社会/闇だとか悪魔だとかそのへんに疎いのでギャングっぽい裏ギルドのようなものを、と。
結界/決闘の際に張るもので、音漏れや震動も防止できる(と、とても都合が良い)が、横モレは防止できない。
魔法薬/経口摂取と血液に混ぜ込んだ場合とで、きき具合が変わる。今を起点として過去の記憶を消せるが、一度過去に消した記憶は飛び石状態でも消すことができる。三度目までしか作用しない。
紋章/その家の、というよりその人をあらわすもの。
3/みっつのペンダント、三人の賢者、三度目までしか作用しない薬。仏の顔。
残念なひとたち/シェーン、リシャール、クレール。城内に住むロレーヌの従兄弟たちのうち、名前が出てきた三人。シェーンとリシャールは実の兄弟。従兄弟はもっといます。
シェーン(25)は遊び人だがひとりだけ本命がいる。指輪の彼女。だけど体は別物だよね、とフリーに思っている。
リシャール(15)はロレーヌに長く片思いしていた年下のおとこのこ。ムフタールを闇夜で殺りたいと思っている。
クレール(18)は恋に恋するつるぺたさん。ロレーヌとムフタールの密会をどうにかデバガメしたいと思っている。
城/イメージはフランスのシュノンソー的な、川縁の小さな城。敷地内に庭園・別邸あり。
料理長/いい人ですが独身です。
女中/こわい人なので独身です。裏の顔があったりなかったり。ロレーヌの身の回りと城の大概の部分は彼女が仕切っている。こわいから誰も文句を言えない。
隣国の王子/擬音語が多い。デリカシー0なので独身です。当初「なんかぁ」を口癖にしようとしたらとてもウザかったのでやめました。
偉大なる女王/夫を早くに亡くし、自らも病でこの世を去る。同じく妻を早くに亡くしていたムフタールの祖父・コネサンスと、実は惹かれ合っていた、というのはまた別の話。
三賢者/コネサンス(知識)、オネット(誠実)、ヴィテス(速さ)、それぞれ通り名。
コネサンスは魔法薬の研究者、オネットが予言者、ヴィテスが剣の達人。ムフタールに剣を教えたのはヴィテス。三人の中で最も長生きしたのがコネサンス。実は三人とも女王に憧れていた、というのもまた別の話。
ガトーいろいろ/サン・トノレ(ラ●ュレのものがとてもおいしい。サン・トノレはパン職人の守り神)
クレープ・シュゼット(DEL R●Y Cafe&Chocolatier の実演は圧巻。もともとシュゼット嬢のために作られたとかなんとか)
新たなる三賢者/ムフタールと、そして――。続編を書く時が来ましたら、そのときに。




