少女2人のんびり同棲
女子高生2人のんびり同棲。
「起きて」
「畜生っ、カーテン開けられたっ。
目が、目がー!」
ゴロゴロ、とベッドで転がる。
「ああ、朝だ。朝が来た」
そう言って、私はうなだれる。
「天井だったら、お月様にするのに、ずっと」
「何言ってるのやら」
呆れられる。
わかるはずなんだけどな。空が天井で、気分で変えることができたら。
ま、こんな真面目ちゃんに言っても意味ないか。変えれても、ずっと太陽にしてそう。
やれやれ、夜の素晴らしさがわからんとは。同じ高校生として恥ずかしい限り。
「1月、ちょっぴり明るい。つまり、遅刻!」
「こら、ガッツポーズしない。学校に行くからね?遅刻じゃないよ。」
「ちぇ」
「朝ご飯できてるからね、早くおいで」
「はあい」
よかった、この子と一緒に住んでて。
入学式の日、
『私1人で住んでるんだけどさ、家から、かなり離れてるから。ウチ来る?』
何気なく、そう言うと、
『心配だから私も一緒に住んでいい? 全部の部活のチラシ持ってるし、不安すぎる』
ですよ、ワケわかんね。部活のチラシ? だってくれるって言ったから、もらわないと、ダメじゃん? 結局帰宅部だけど。
まあ、朝起こしてもらったり、ご飯作ってもらったり、風呂入れてもらったり、洗濯してもらったり…。
全部してもらってるじゃねえか、マジ助かるわ。
「今日はコーヒーを淹れました(ドヤッ)」
久々に見る、同級生兼妻のどや顔。前見たのは、おせちを作ったときだったから、おお、今年で2回目のどや顔か。
いやいや、しっかり者のどや顔はいいものですな、ですです。
でも、
「どうせスティックでしょ? いつもの」
「いえいえ、高級の豆を1から、ひいたりして」
「へえ」
わかんね。
「いつもとは違うよ、飲んでみて(ワクワク)」
「はあい」
ワクワクな妻兼同級生、可愛い可愛い。いつもはしっかり者だから、なおのこと。
けど、何で今日? 寒いからか? 雪は降ってないけど、いつ降ってもおかしくない空。
カップを手にし飲もうとすると、
「待って!」
「? どしたん?」
「香り、良くない?」
「いいよ、凄い」
「1からしてるから良い香りがするの」
「へえ。うん、確かに」
「でしょ?(パアッ)」
可愛い可愛い。
1口。
「う、美味い」
「でしょ? でしょ?(パアアッ)」
「ありがとう、美味しかったよ」
私は笑顔で言う。
どや顔の妻を見ながら思う。
「(さっぱりワケわかめ) 」
ぶっちゃけ、香りとか、味の違いとか、わからんかった。
ありがとうございました!




