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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約2年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

前世の願いを「思い出した」落ちこぼれは、人助けをして幸せになることを誓う。

作者:dost-oyakata
 かつて、世界で最も強く、賢く、そして正義感の強かった、一人の男がいた。

 彼は幼くして、両親を病気と事故で亡くした。身内と呼べる者も頼りになる者もいなかった。たとえいたとしても、ある者は流行り病で、ある者は魔物に襲われ、ある者は盗賊によって、その生命を絶たれていたからである。

 彼は幼いながらも願った。平和に暮らす人々を救いたいと。その営みを護りたいと。そして、自分が悲しんだ分だけ、幸せになってもらいたいと。
 しかし、この世界「バルシュラ」は、小さい子供がひとりで生きていくには、決して優しくはない世界だった。彼にもゆっくりと着実に「死神」がその歩みを寄せていた。

 そんな彼を救ったのは、ある一組の老夫婦だった。

 その老夫婦は普通の人ではなかった。夫は「武神」、妻は「賢者」と呼ばれる程の人物だった。そして老夫婦は彼を「後継者」として育てることにしたのだった。

 それから幾星霜、老夫婦はすでに故人となり、彼自身もその生涯を閉じようとしていた。彼は老夫婦から教わったこと、そして自身で習得した智慧・技術を用いて、人々の不幸を取り除くため、日々奮闘していた。そう、かつて彼が願ったことを実現するために。

 彼は結婚することなく、老夫婦のように後継者を育てることもなかったが、常に人々の笑顔に囲まれていた。
 彼は、死ぬ間際、神に祈った。願わくば、もう一度生まれ変わり、この世界をみんなと幸せに生きたいと。

 彼、アルバート・ヘーゼルダインは95歳の生涯を閉じた。





 そして、その300年後に生まれ変わった。
第2話:前世の記憶
2021/05/23 00:13
第10話:妹の病
2021/06/05 09:27
第11話:捜索準備
2021/06/06 07:58
第16話:病気の真相
2021/06/19 07:55
第17話:光と想い
2021/06/20 12:22
第18話:加護
2021/06/26 08:16
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