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【二年生編開始】異世界帰りの邪神の息子~ざまあの化身が過ごす、裏でコソコソ悪巧みと異能学園イチャイチャ生活怨怨怨恩怨怨怨呪呪祝呪呪呪~  作者: 福郎
チーム花弁の壁

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チーム【ゾンビーズ】1

異能学園の北東、鬼門の方角に存在する4つの墓標。


夜な夜な呻き声が聞こえてくるこの場所は、今や誰も寄り付かない場所と化していた。あるネクロマンサーが足を踏み入れられるまで。


その墓標には……


馬鹿ここに眠ると記されていた。


「やっぱり五羽烏の方が良かったか?」

「小百合がどうしても嫌って言うじゃない」

「六羽烏にしないと貴明が仲間外れになるぞ」

「せやせや」


「私はいいから貴明君だけ入れてあげて……」


「はっはっは! 東郷さんはチームメンバーじゃないか!」


「今だけマネージャー変わらせて」


「チームゾンビーズ、いいチーム名じゃない!」


「本当にそう思ってる?」


「はっはっはっは!」


「やはり貴明は分かってるな」

「俺らもぎりぎりまで悩んでたからな」

「六羽烏結成の瞬間であった。と後に言われるわね」

「せやせや」


それこそゾンビの様な足取りの東郷さんを見て、四馬鹿がチーム名について話し合っている。東郷さんも可哀想に。馬鹿って直球に言われるよりはましとネクロマンサーを選んだんだろうけど、どっちもクソみたいな究極の選択だ。


っていうか俺の事さり気なく売ろうとしたね東郷さん!? 自分だけ助かろうとしてもそうはいかないよ! それと馬鹿共、俺を勝手に入れるんじゃねえ!


「そういえば東郷さん。相手の事分かってるの? 構成だけは組み合わせの時発表されたけど」


「太一君が色々調べてくれたの。二年生の一般組中堅どころで、特にこれといった特徴がないみたい。私達、推薦組でもあなた達のところみたいに尖ってないから、とりあえず様子見で組まされたって」


「ははあ、流石は木村君だ」


「せやろ」


「うんうん。間違いなし」


見た目はチャラい金髪で、ときたま何故かネット的関西弁になる男こと木村太一も、四馬鹿の例に漏れず変わり者である。


「ペーメーの権能と見たね」


「せやせや。これは主席間違いなし」


この男は霊能者なのだが、日本の名家に生まれておきながら、日本神話由来の神仏の力をさっぱり扱えないのだ。どうやら彼が出来損ない扱いされているのはこれが原因らしい。


しかしどういう訳か、海外の神話体系とは相性がいいのだが、これまたどういう訳か直接戦闘に関わる様な神の力は身に纏えないと来た。そのため彼は、戦いにおいて単なる霊力を使った身体強化位しか使えない。



使えないのは戦闘系だけ。今回は戦闘系ではない神、ギリシャ神話の噂の女神ペーメーの権能を使って相手の情報を収集したようだ。この力、人の噂を頭の中に集められるのだが、その技量によって正確さが決まってしまう。つまり、未熟な者が扱えば嘘同然の情報しか集めることが出来ないのだが、彼、本当にどういう訳か非戦闘系女神との相性はさらによくて、その力限定なら殆ど達人と言ってもいい、本当に変わり種な馬鹿なのである。


噂好きなおばちゃんを誑し込んだチャラいヒモかこいつ?


「それではステージに上がってください!」


おっと、せやせや似非関西弁チャラヒモ男について考えてたらもう相手も入場していた。


「俺のマッスルパワーはいつでも行けるぞ」

「だからおめえは俺と同じ超力だろ」

「超と書いてマッスルと読むのよきっと」

「せやろか?」


「はいはい行きましょう」


「ファイトオオオオ!」


バカやってる馬鹿共を東郷さんが纏めて引き連れていく。うーんこれは馬鹿共を従えてますねえ。つまりキングオブバカ? これ以上は止めておこう。東郷さんがネクロマンサーじゃなくて本当のゾンビになりかねない。それより撮影しないと。馬鹿達と馬鹿王を大声で応援しながら、機材をセッティングして録画開始ボタンをぽちっと押す。


対戦相手もステージに上がったな。それなら……邪神アイ発動! 相手の力量をある程度把握する!


じー


ふむふむ。事前に聞いた通り、霊力者1、超能力者2、魔法使い1、浄力者1の実にスタンダード構成。なのだが、霊力者は名家出身者に多い特殊性を考えると、一般組の彼らが霊力者を抱えているのは珍しいと言えるだろう。


力量も……普通な先輩達だな。この試合の組み合わせを考えたのは学園長じゃないな。あのゴリラなら、このゾンビたち相手に普通の一般先輩達を用意しない。多分、落ちこぼれで有名な彼ら相手には、これくらいでいいかと判断した名家出身の職員だな。


いや、確かに彼らが戦闘面でエリートかと言われると少々疑問がある。


我がチーム、花弁の壁が2年の推薦組と組まされたのも、天才と名高い佐伯お姉様と橘お姉様、それとここ最近クラス内でお姉様を除き負け知らずの藤宮君がいたためだ。


「それでは試合始め!」


だが彼らは



徹底的に厭らしく、しぶとく、強かで、狡賢く、そして諦めない。



「不動! 明王!」


「っ!? 奴を見るな!」


ほらね。木村君は不動明王の力は使えないのに、殊更大声で不動明王の不動の部分を宣言した。


「【神堅建陣】【癒しの居】【強力剛力】【早疾走】【六根清浄大祓】」


ああそれと、上の姉妹二人と比べたらねえ、と言われていた東郷さん、このゾンビ共を操っている最中は、それこそ死ぬほど面倒なネクロマンサーなんですよ。


対戦相手の皆さん、鼻先だけ残して泥沼に沈み込む覚悟はありますかね?

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 何処まで正確かによるが木村君の力サブなら優秀なのに扱い酷くね?まあ手に入る情報の限界が低いのかも知れないか、例えばおねえさまの・・・・なんだこのターr(ゴボゴボ [一言] キングオブバ…
[一言] ば、馬鹿王・・・。 なんかもう東郷さんが聞いたら、五体投地レベルで崩れ落ちそうだなぁ。
[一言] 木村くんの能力バランスブレイカーじゃないか強すぎる修正不可避 これでおねえさまのすりーさ 【このコメントは粛清されました】
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