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朝の運動。

 朝が来た。

 時間石は水色の4時。登校時間は確か8時。

 まだ若干暗いが久しぶりに朝の運動をしようか。寮の近くに森があったはずだ。

 昨日用意した魔力水8本のうち4本取り、予備のナイフ、手袋などを身に付ける。

 とても静かだ。今の時間だと当たり前だが。木々の擦れる音、鳥の声、朝の空気。とても気持ちが落ち着く。

 森の中に入る。この森は見た感じ探索しやすい森のようだ。どうやら動物もいるようだし。

 あった。薬草だ。

 持ってるナイフで綺麗に一度で切る。薬草は何度も切りつけると品質が落ちる。薬草に限らないのだが。

 薄暗いところを探す。

 おっあった。キノコだ。

 これはシメジだな。あっちにはエリンギが生えている。おお!あの赤くて特徴的なキノコは、カエンタケではないか!これはレアだ。

 あいにく回収する道具がなくて残念だ。手で回収すると腫れてしまう。

 キノコから離れて狩をしようか。あの木の傷跡はツノウサギが頭突きをした後だ。

 まずは周りの気配を調べる。魔力を弱く放つ。

 よしこの近くには私を狙う生物はいないはず。

 ツノウサギの跡から微弱な魔力を感じ取る。

 ツノウサギの魔力からツノウサギをイメージして探知する。

 すると約20メートル離れたところに反応を感じる。

 足に魔力をコーティングして、音を出さずに静かに、静かに歩いていく。

 

「痛っ!?」


 しまった!頭に木の実が落ちてきた。

 声を出したと共にツノウサギはこちらに気づいた。

 ツノウサギはこちらに向かって跳ねてくる。

 確かツノウサギは動物を殺してそこに湧いた虫を食べる。一部はそのまま肉を喰らうものもいるらしい。どっち道、気づかれたからには素早く対処しなければ。

 ナイフを鞘から取り出す。魔力のコーティングを解除し、身体強化に使う。

 ツノウサギから大きく避け、体制を整えてナイフを刺しにいく。

 ツノウサギは避けて反撃をしようとする。

 小動物にナイフは分が悪い。仕方がない。

 異次元収納に入っていた木刀を取り出す。

 

「これで終わりだ!」


 木刀をツノウサギの頭に打つ。

 ツノウサギは気絶した。


「鈍ってるなぁ。前はナイフで仕留められたのに...」


 といい。ツノウサギについた土を落として草が生えてるところに置いた。

 ナイフを取り、喉笛にナイフ刺した。

 これで綺麗に解体できる。

 皮、肉、骨、わけれるところは綺麗に解体して異次元収納に入れて、使わないところは、土に埋めて手を合わせた。

 まだまだ時間はある。現在緑で点滅している。5時50分くらいだ。食堂が開くのは6時40〜だからもう少し探索しよう。

 ノルマ薬草10個と薬草の根付きを5個、その他眠り草、痺れ草、毒草、毒消し草、山菜など見つけた分でいいか。

 探索魔法で薬草を探す。今回は魔法だけで探す。目を閉じて、匂い、肌に触れる風などを意識しないようにする。

 今私は真っ暗闇の中にいるような状況で魔力を放ち、薬草の持つ魔力を感じ取る。

 すぐ近くに1、2、3。後ろに1、2、3、4、5。前に1、2、3、4。遠くに1...2......3?

 沢山のものを探すのは10メートルぐらいの範囲しか探せない。まだまだ未熟だな。

 薬草をささっと回収し寮へ戻る。途中眠り草、毒消し草、あと食べられる植物があったのでそれも回収した。

 寮に調理室があったはず。

 そのまま調理室へ行き、ウサギ肉を軽く処理する。

 野生の動物は臭い。一般人はそのまま料理しても食えない味だと思う。私は大丈夫だが。

 しかししばらく普通の生活をしていたおかげで食べる時に苦労しそうだ。だからサバイバルで最初やってた方法を使おう。

 肉を綺麗にして、塩揉みする。塩は貴重なので無駄にはできない。

 次にナイフの裏で叩く。大体の生物はストレスを与えれば美味しくなるらしい。本に書いてた。

 最後にさっきとってきた薬草を半日貼るだけ。貼りすぎると苦くなる。サバイバルで何度後悔したことか。

 そろそろ6時40分になるのではないか?

 森で採取した植物を洗い乾燥させるので窓に吊るす。

 食堂に入れる時間になったことを確認し、アリス達を起こしに行く。


「朝だぞー」

「ん?な〜に〜?むにゃむにゃ」

「んー。アリスの寝顔見ちゃうぞー」


 といい、アリスの近くへ行くと本が開いたまま置いてあった。

 寝落ちというやつだな。

 この本は海の神獣か。風と波の幻獣について詳しく書かれている本だ。


「お前を波でさらって......食べちゃうぞ〜」

「ヒィッ!?それはイヤァー。え?」

「おはよう」

「おはよう?」


 やっと起きた。今度ホラー小説を貸してあげようかな。幻獣系の夢に出てきそうなやつ。


「なにか悪い顔してるわよ。何企んでるの?」

「何も。それより、食堂が開いたから行かない?」

「いいけど。準備するから待ってて」

「みんなを起こしてくるね?」


 エレン、マイ、ミチルを起こしてきた。

 エレンは大丈夫だったのだが、マイとミチルは朝が弱いみたいで大変だった。

 ミチルは不機嫌そうに言う。


「今度からは、7時に起こして。毎日は無理」

「私もぉねがいしぃましゅ」


 マイは立ちながら寝そうだ。


「みんな早起きは体にいいんだよ〜。お母さんが言ってたけど不規則な生活をすると、背もお胸も大きくならないって言ってた」

『えっ?』


 アリスとミチルは目が点になってた。


「早く起きて運動したからお腹減ってるんだよね。早く食堂に行かない?」

「マイは大丈夫?」

「だいぉーぅぁお」


 舌が回っていない。


「ちょっと待ってて。とっておきの作ってくる」


 といい、部屋から薬草を一つ取り調理室へ向かった。

 誰も見てないだろうから魔法を使う。鍋に薬草を入れ、風魔法で切り刻む。水を入れ、火魔法を鍋に入れて沸騰させる。風魔法で良く混ぜて、これで完成。

 これをマイに渡す。


「はい。これを飲んで」

「いららいあす」

「マリナ。これは何?禍々しい緑色だけど」

「薬草茶」

「...ヴッ!?」


 マイはお茶のようなものを口に含んだ瞬間、見せられない顔をする。


「これ大丈夫なの!?」

「これはドラゴンですら拒絶するお茶だからね」

「え?」

「マイも目が覚めたところで食堂に行きますか。学校の準備をしたい人は先に教えて。待つから」


 みんな準備を終え、食堂へ向かった。


 食堂へ行きハンコを押す。

 プレートに、フレンチトーストと普通のパン、ハムとベーコンを乗せた。ジャムがあるのでパンに乗せた。ドリンクは紅茶と牛乳があったのでミルクティーにした。

 朝食を素早く済ませて食堂を後にした。

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