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大和撫子彼女  作者: 神原みずき
1/1

公認

年の差ラブコメです(笑)

読んでもらえたら嬉しいです!

 〜第二話 モテる気が無い時にモテ期がくるけどろくな事無いよ!〜



「とりあえず、そこに座りなさい銀次郎。お母さん怒ってないから。」


夕暮れから夜に変わる6時すぎ。

田舎の住宅街にある一般的な洋風建築の家に帰ると母親からリビングで正座させられているボクがいた。 


自慢ではないが歳相当には見えない若い美人と言っておこう。

後が死ぬほど怖いので!


そんな母君様から尋問されている。

怒ってないから♪嘘である!その証拠に竹刀で、こめかみをグリグリされている。


痛いですわ母君様…


「五千院優子ちゃんだっけ?まだ小さいから解らないかもだけど、こんな非モテの取り柄のないけど思春期真っ盛りの男についてきちゃダメだよ?」


母親の前に背をピンと伸ばし綺麗な姿勢で満面の笑顔の、1時間前に彼女になったと報告した彼女が横にいる。


うおおおぉぉーいっ!

そこまで実の息子をディスりますかっ‼ママン‼


「改めて初めまして、お母様。五千院優子と申します。

銀次郎さんには、いろいろと初めての体験をさせて頂きましたので、銀次郎さんに彼女として、お付き合いさせて頂きたいのですが、よろしくお願いいたします。」


ぱぎゅおばっ?!


綺麗な黒髪をしならせながら頬を染めながら深々と頭を下げる黒髪美少女ロリっ子。



「ほぅ…私は、お前には厳しく躾はしたつもりだけど…

いくら同学年の女子に相手にされないからと…歳下の…こんな小学生女子の人様の娘さんを傷物にしたとは……お母さん、まじおこです…。」


ビキビキビキ……

普段は美人の母親が般若の形相で竹刀を肩に叩きながら、こちらを見る


物凄い緊張と共に有り得ない汗が流れている。

こ…ころされるっ‼


「違いますわ、お母様っ!」


先程まで天使の笑顔の彼女が声をあげた


「私は小学生ではなく、もう立派な中学生ですわっ!」




にゃーん


どっかで猫が鳴いた。



「いやいやいやいやいやいや!違うでしょっ!?違ってないけど違うでしょ!」

ボクは壮大に正座のまま頭から床にツッコミながら彼女にいう


「ん?何が違う?私は、ちゃんと、お母様に自分の学年を言っているけど?」


「そうじゃない!その…初めてのいろいろとか…!」


「ふむ。失礼。優子ちゃんは中学生でしたか。

では、改めて中学生の優子ちゃんに銀次郎がナニをしたのか、そこんとこ詳しく」


「お母さん!ボクはナニもやって…がぼばっ!?」


説明しようとした途端に口に竹刀がねじ込まれた


「銀次郎さんには…その…」


「うん。おばさんに言ってごらん」


「男性から初めて…私の肌を開けさせ…銀次郎さんの大きくて熱くて…太い…のかな?…私の…」


「よし殺す」


完全に般若の顔の母親が口にねじ込まれた竹刀に力を入れた



もうダメだ…モテないボクに彼女ができた途端、まさか自分の母親に殺される日になろうとは…グッバイ自分……



「手を握りしめて告白されましたの♪」

 



チーン



あ、隣の家の仏壇の鐘がなった



「え……?はい?」


固まる般若母親

とりあえず竹刀抜いてください


なんとも言えない顔でギギギ…と、こちらに顔を向け



「マジ?」


コクコクコク!

首を縦にふった




時が止まり

またしばらくして時が動き出す



「いやぁだぁ〜♪私てっきりぃ〜ごめんね〜優子ちゃん

恥ずかしいとこ見せちゃってぇ〜♪」


誤解がやっと解けた今、リビングでテーブルには、冷たいジュース、座布団に座る3人がいる。


とりあえずボクに謝りはないんですか?

てっきりなんですか!?


「息子がモテないあまり、もう小学生でもいいや!お嬢ちゃんハァハァ…事案発生とか心配しちゃった☆」


ひどいーーっ!

自分への信頼があまりにもなさすぎるのに目頭が熱くなる


「いやですわ、お母様。銀次郎さんは悪い人ではないです。」


おお!彼女様‼優子ちゃん…だっけ、反論ありがとう!君はいい子だったんだ!あっ、ひい婆ちゃんか!?


「ただただ女子には、まったく目立たなく、ただただモテない男子なだけですわ♪」


ゴンッ


木製の厚いテーブルに頭を叩きつけるボク


「じゃあ、優子ちゃん。銀次郎の何が気にいったの?」

母親が聞くと彼女は答えた



「ただ相性が良いと感じただけですわ♪」


ニッコリと天使の笑顔の黒髪美少女がいた。



「そう。じゃあ仕方ないわね、優子ちゃん。

銀次郎をよろしくね♪」


深々と頭を下げる母親に


「はい。」


と深々と頭を下げる彼女。


見ていたボクに横目でニヤリとした彼女を見てしまった



「これでもう公認ね、銀次郎」

可愛い笑顔で部屋で笑いかける彼女

綺麗な黒髪から良い匂いがする


「え?あ!…はい。」



母親公認になってしまった彼女


ロリっ子美少女だけど、ひい婆ちゃん。


いったい何を考えて、どうするのか不安と不安とドキドキする。





……あれ?これ恋のドキドキじゃないよね…?



また時間あったら続きがんばります!

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