クレフの履歴書
クレフ(通称、老クレフ、クレフ老、クレフおじいちゃん等)
冒険者ギルド本部の先代ギルドマスター。
ティナの後見人。
現在は、ケミスの町に住んでいる。ケミスの町のギルドマスター、ジュエリーは昔世話をした後輩。
職業はアルケミスト(錬金術師)。
簡単な経歴。
若い頃、ヤンチャな少年時代を過ごし、普通のパーティーに所属するも、生産職の評価の低さにキレ、生産職のみで構成する『クリエイターズ』を創る。
一時は、加入人数、最大30人程の一大勢力となったが、その後衰退。クリエイターズの中核メンバーは闘う錬金術師のクレフ、うっかり鍛冶屋のスミス、謎多き吟遊詩人のレイモンド、脳筋料理人のマギラス、狂気の画家・マーラ、薬草以外どうでも良い薬物学者のファルの六人。狭義の伝説のSSSランクパーティー『クリエイターズ』と言われればこの六人を指す。
(この内、薬学者により、退色なりし無は発見された。)
クレフ自身は、その後冒険環境の変化、世界情勢を考えて、当時のギルド本部マスターの要請を受け入れる形で引退。ギルド内部に入る。
本部ギルドマスターの引退を機会に次のマスターに就任。冒険時代に培ったバイタリティーと人脈を生かして、ギルド黄金期を築く。その頃、辣腕過ぎるクレフを表し、『冒険者ギルドのキマイラ』と呼ばれていた。
その後、とある事件を機に引退を決意するも、引き継ぎ等を行った関係で、数年の時間がかかった。まだまだ働ける段階で、すっぱりと辞めて、田舎に引っ込んだクレフを惜しむ声も多く、しばらくは各国からの、仕官の勧誘も多かったらしい。
クレフがケミスの町に落ち着いた頃、国からの影響を排除する意味を込めて、Sランク冒険者・ジュエリーが引退を機に、ケミスのギルドマスターに就任。睨みを効かす。
クレフ自身は、自分は過去の人間と割り切り、静かに余生を送る予定だった。最近は「ギルドの眠れるキマイラ」と呼ばれていた、
ボケ防止も兼ねて、久々に依頼を受けたところ、ティナと出会い状況は一変。今ではギルド本部に影響を及ぼしつつ、ティナが何をやらかすか、楽しみにしている。
以外ネタバレ。
クレフの引退には、ティナの両親の事件が色濃く関わっている。そしてクレフはそれを人生の汚点と考え、後悔している。
クレフはティナが「狂愛」「血塗れ」の子供であると言うことを、クルバから知らされており、ガッチリと持てる力の全てを使って、ティナの身の安全を図っている。
ちなみに、なぜそんなにクルバとクレフが仲良しかと言えば、クルバの妻は、クレフの実の娘であり、義理の親子だからである。
娘はクレフの冒険者時代にクレフ妻と共に行方不明になっていた。十年単位で生死不明だったが、とある事件の結果、狂愛達のパーティーと仲良しの孤児が娘だと発覚。その頃には、クルバと付き合っていた為、思うところはあれど、仲良くしている。
ちなみにその時に一緒に保護されたのが、ギルドの受付嬢アンナである。