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マダムの履歴書

 通称マダム・バタフライ。

 本名 ダン(男性)


 デュシスの町の歓楽街(艶町)を統べる3人の顔役の一人。

 男女は愚か種族さえ問わず色を統べるとされるマダム・バタフライ。匂い立つような妖艶な色気が漂っている。


 ちなみに残り二人は、酒と薬、そして賭け事を仕切る顔役(オルランドがタイマンを張った)だ。この艶街では顔役の三人に逆らったら生きては行けないと言われており、それは事実だ。


 生まれはデュシスの町のスラム。ジョンと同じく孤児であり、気がついたときには一人だった。


 ジョンの様な身の軽さや、特筆する魔力があるわけでもなく、かといって体格に恵まれた訳でもないため、ジョンに冒険者に誘われるも、拒絶。己で天下を取れるものをと考えて、当時最も流行っていた店に居着く。


 当時は異性間が主流だった飲み屋を、種族を問わない歓楽街に育て上げた実業家。ただそれまでの苦労は凄まじかった様で、外見も昔はノーマルだったのに、便利と言う一言の元婦人用、それも下着に近い薄物プラス光り物を着用するようになった。


 爛れたご趣味を一般社会に広めた功労者。ただし、神殿との折り合いは悪い(まぁ、当然か)

 少しずつ爛れたご趣味は、国土全土に広まりつつあり、新た市場を開拓しつつある。


 妻と一人息子の三人家族。妻とは職場結婚。ダンの夢を応援している。ふんわりしているが内心はとんでもなく強い肝っ玉母さん。

ちなみに、プロポーズは妻から。

見た目と職業で恋愛に二の足を踏むマダムに対して、商売敵が馬鹿にしたときに、タンカを切ったらしい。

プロポーズの文句は『見た目で悩むなんて、貴方らしくないわ!

誰に顔向け出来ない事をしているわけでも、己の誇りを売った訳でもないんでしょ! しっかりなさい! 誰が何と言おうと、私が貴方の子供を生んであげるわ!!」

だったらしい。それ以来、マダムは妻に頭が上がらない、万年ラブラブ夫婦である。


息子は後記・パトリック。


 息子の恋を、ダンはどんな結果になっても良い経験と応援している。




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