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仮想世界のフォークロア  作者: 黒川零次&同居人
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◇前夜

 ああもうすぐ春休みだ。

 課題を終わらせなければ。

 成績は下の中。このままだと確実に学園から補習宣言(ラブコール)が来てしまう。

 そんなことを思いながらも俺たちは仮想世界(ネット)に入り浸っている。


「はーあ、今頃先輩たちはどうなってるんだろうなぁ・・・」

「案外ファイアウォールを突破してやりたい放題してるんじゃねえのか?」

「そんなことしてばれたら・・・」


 ピンポンパンポーン。

 突然放送が鳴った。


『寮生の皆さんにお知らせです。すべての行為を中止し、放送を聞いてください。繰り返します、すべ・・・』


いきなりの放送。

まだ消灯時間にはほど遠い。

というか、いつもの放送とまるっきり違う。


「なんだ?」

「まさか先輩たち・・・」

『先ほど、当局からの通達があり寮の強制捜査が行われます。また明日にはこの寮は閉鎖されるため、すべての手荷物をまとめておいて下さい』

「「・・・・・・・・・」」


 俺たちは絶句した。

 そして思った。

 先輩たち、やりすぎだよ。

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