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僕らの思い出  作者: oboro
プロローグ ー結城 夏美
3/12

思い出 2nd.

次の日、まだ慣れていない制服に袖を通し学校へ行くと、レクレーションのための班決めを行うことになっていた。


入学早々失敗して友達の輪に入り損ねたあたしは、周りの様子を伺いつつ、入れそうなグループを探していた。


そこで、思わぬ人物と目が合った。


切れ長の目、ちょっとパーマかかった柔らかそうな髪、背も高くてややがっしりめの肩…


昨日の、幼なじみの家にいた彼がいたのだ。


まさかとは思ったが、向こうから会釈され、疑問は確信となった。


なんで、ここに…?


昨日落ち着いたはずの心臓は再び跳ねだし、顔に熱が宿るのを自覚していた。


声をかけることもできず、あたしは軽く会釈をしてから友達の輪に無理矢理入った。


何を話したか、なんて覚えていない。

ただ、こんな顔を見られたくなかった。

そんな思いだけがあって、その日を終わらせた。


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