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きさらぎに継ぐ

この世界は確かに絶望するはずだった

作者: lycoris

「おかしいわね」

ポツリ、少女は呟く

足元にはその華奢な姿には似合わぬ程の沢山の屍

「全部、排除した筈なのに」

「…そん中には俺とお前の友達も入ってんだろ‥?」

「それだけじゃないわ、アンタも入ってんの」

瞳は虚空を見る

風に靡く髪は血に濡れ体を震わす

「俺を倒せんの?志乃。」

「‥ッ?! アンタ、嘗めんじゃないわよ…!」

「正直に言っただけだろ、お前には俺は倒せやしないよ」

「雪子や西屋君だって殺せた! 私に敵は居ないの。妖怪風情が粋がるんじゃないわよ」

自分すら殺してるのに、俺が殺せる筈が無いのに気付かない哀れな子

雨の匂いがした気がした

「じゃあさ、お前は知ってたの? あいつ等が━━」




"この世界は確かに絶望するはずだった"



(━お前の事を救いたいと心から願ってたこと)

嗚呼、君の心が泣いていた

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― 新着の感想 ―
[良い点] 読みやすく、場面が浮かんでくる良い文章です。 [気になる点] 特にありません。 [一言] 今後に期待
2012/05/20 22:07 退会済み
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