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人のには色々あるわけで…?
「蒼輝? 」
取り敢えず固まった蒼輝を解凍するためにお湯でも沸かしてこようかと僕は立ち上がる。
「悟、大丈夫。お湯は沸かさなくていい」
あ、なんだ。氷溶けたの。
「ややこしい話なんだけど、あれは学校側のミスで葵は俺の妹なんだ。学部も同じで名前も間違いやすいからさ、ね? 今度紹介するよ。それを含めよろしく」
「そうか……うん。よろしくな、蒼輝」
そう言って五十嵐君は蒼輝に手を出し、それを取る蒼輝。
「よろしく拓翔くん」
そう言ってあの笑顔で笑う蒼輝。それに伴い上がる僕の心拍数。
おいおい。本当にそれでいいのか?僕の心臓。よりによって男は無いでしょ!
超久しぶりな上に超短い。
本当にすいません