最弱スキル【メモ帳】しかない落ちこぼれだった俺、異世界で“最強の書き手”と呼ばれるまでやり直す

　二十七歳で人生を投げた俺は、事故に遭って死んだ――はずだった。
　気がつけば見知らぬ世界、しかも俺に与えられたスキルは【メモ帳】という最弱のゴミスキル。攻撃も回復もできず、冒険者ギルドからも鼻で笑われ、家族からも追放される。
　……だが俺には前世の記憶がある。努力を怠ったせいで失敗した人生を、もう二度と繰り返すつもりはない。
　【メモ帳】の力は、書いたことが「絶対に忘れない」「強化される」特殊能力だった。
　魔法式を書けば、魔法が強化される。仲間の弱点や行動を書き残せば、戦術が最適化される。
　小さな工夫を積み重ねていくうちに、周囲は俺を“最弱”ではなく“最強の書き手”と呼び始める――。
　やり直しの異世界で、今度こそ俺は英雄になる！