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プロローグ:出会いとのさよなら

Netflixで見たリゼロや転スラがこのサイト発祥と知った今日!Netflixの作品を全て見た私が、今度はNetflixで公開されるコンテンツを作ろうと思います。


寝る前などに想像していた世界をこの小説では表現したいものです。長編として、時間が許す限り、更新していきますので、「スクせか」をよろしくどうぞ!


ーー「ブンッブンッ」


 大きな面で空を押し出す音が聞こえる。視界に音の元を捉えるべく近づくと、大柄な筋肉質の男が棒の先端に丸太を横にしてくっつけたかのような物を振り回しているのが見えた。


ーーまだまだ足りない


 そう言って男は、近くの小屋に入ると「ドシンドシンッ」と音を立てて棒を別の熱した棒で叩き出した。棒を叩く心地よいリズムと音の響きをもっと聞くために小屋の中へと入っていった。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

この小屋に入っていった者は、後に世界を壊すことになる青年カリブ。そして、「棒の先端に丸太=ハンマー」を振っていた筋肉質の男はイジマという。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※


 小屋でハンマーを鍛えるイジマは、カリブの姿を目の端で捉えると「小僧!ハンマーが冷えるから戸を締めろ。」と口を開いた。カリブは「キョトン」とした目でイジマを見つめる。


 カリブは、ボロッボロな白い布一枚で体全体を覆っているがまともな衣服を着ていない。肌は木の枝や葉っぱによる擦り傷などが無数に刻まれていた。イジマはカリブの様子を見て、子育てをしっかりされていない捨て子であることを悟る。


魔力と武力の世界で、こうした捨て子は珍しくない。親の望まない適性を持って生まれてしまった子供は成人になるまで形見が狭い生き方を迫られる。武力と魔力の適性は、生まれた時からどちらかに決まっている。赤ん坊の頃は、武力と魔力どちらの能力を使えていても年を重ねるごとに適性の方へ偏っていく。そうして、適性がわかってくるのがカリブの年齢である5歳だ。


イジマは鍛えているハンマーを腕から降ろし、カリブを肩車して散歩に出る。人気のない森の中を興味だけで歩いてきたカリブは、最初何も分からず怯えていたがイジマに敵意がないことがわかると風をきる感覚を楽しみだした。


その後カリブは、イジマの小屋で暮らし始める。武力と魔力のこの世界では、成人として認められる17歳になった者は、訓練兵として魔力もしくは武力の訓練学校への入学を義務付けるルールがある。


カリブとイジマの最初の出会いから、約12年が過ぎようという17歳になる2日前

ーーイジマは死んだ。


2日後に控える徴兵の準備をしていたカリブは荷造りをやめ、バッグ一つと5歳の頃から使用しているハンマーを片手に旅に出る。


いかがだったでしょう。プロローグの締めが私としては、気に入っています。また後ほど1話を更新いたしますよー!コメントも随時受け付けていますので、「スクせか」を読んだ感想など、気軽にどうぞー!筆者は、めちゃめちゃイケメンのめちゃめちゃ美女で〜す

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