ドラゴンと精霊と精霊獣
【ドラゴン】
年を経たドラゴンは人化する事が出来る。
その姿は似ているようで似ておらず、山に棲む者は蜥蜴に近い姿をし、大きな翼を持つ。
水に棲む者の翼は小さく、蛇に似た姿をしている。翼を使わずに空を飛ぶ。
●クロ(初出37話)
アリアが盗賊から手に入れた、瘴気を帯びた卵から孵った、全身が艶めく漆黒のドラゴン。
呪術をかけられており、成長が異常なほど早く、体に突起が多かった。
呪術師に奪い返されバインズの町を襲う。その為、やむを得ずアリアが倒した。
残された魔石は銀細工のネックレスに加工され、アリアが肌身離さず下げている。
(↓240話)
東峰の山の上の野原に墓がある。黒い大岩が墓標。
●シュリ(初出37話。名前が出たのは60話)
西峰の山に棲むドラゴン。西峰の山の主で、山に住まう魔獣や魔物を統べている。蝙蝠のような翼を持つ、赤い巨大な西洋風ドラゴン。一人称は我。
巨大な洞窟に棲んでいる。洞窟内にはドラゴンサイズの温泉と、人間用の2階建ての立派なお屋敷がある。コボルト達が仕えて、世話をしている。
シュリには昔、吟遊詩人だった人間の友がおり、その人の為に移築した建物。稜真の歌を奏でた竪琴はその人の形見で、ルクレーシアの神器でもある。
幼いドラゴンであるクロの嘆きの声を聞きつけ、アリアと出会った。何度かアリアと戦っている。
人化後は、燃えるような赤い髪と瞳の長身の女性になる。腰にかかる赤い髪は、炎が燃えるようにウェーブがかかっている。
稜真は主さんと呼び、アリアは呼び捨てにしている。
稜真をからかうのを楽しんでいる。
●コボルト(初出61話)
身長100センチくらいの、犬頭の小人である。
執事服とメイド服を着て、シュリに仕えている。
シェパードに似た執事、柴犬に似たメイド達がいる。
●シャリウ(初出185話)
メルヴィル領北部の山脈、中央の山にある淵の主。シュリの知り合い。
シュリと比べると体が細長く、どこか東洋風に見える巨大な白いドラゴン。羽はない。金の瞳で近眼。
人化すると、白く長いまっすぐな髪に金の瞳、眼鏡をかけた一見理知的な20代後半の男性になる。
一人称は我。慇懃無礼でヘタレ。アリアが怖い。水を操る力を持つ。
精霊である妻が病に侵され、助力の対価に稜真に助けを求めた。
他にも7人の妻がいる。いずれも領地が荒れていた時に、保護した者達である。
ロリコン&男色疑惑あり。
棲み家である淵を作った際に、辺りの森を消したらしい。
アリアを魔女と呼ぶ。
アリアと稜真は呼び捨て。瑠璃は主様と呼ぶ。
↓(512話)
錬金科実習室に展示してある白銀の鱗は、シャリウの鱗。
↓(631話)
体の大きさを変えられると判明。
最小20センチ。最大は王都を覆うほどに長大。
稜真が気を許してくれた事に感激して大泣き。
●シヴァン(初出338話。名前が出たのは342話)
グランゼール王国で出会った、緑色で西洋風のドラゴン。形はシュリと似ているが、翼の大きさが違う。本体はシュリよりも小さいのに、翼の大きさは1.5倍ほどある。一人称は我。
風のブレスを放つ。
瞳は茶金。アイテムボックスに入っているドラゴンの鱗の存在を感じ取ったり、アリアの称号を読み取ったりと能力は高そうだが、エリファレットに潰された。
人化すると、肩までの緑色の髪と茶金の瞳の美男子になる。
母親の遺体を守って暮らしている。姉がいるらしい。
マザコン。
↓(347話)
瑠璃の師匠である氷の精霊イヴェールが姉だと判明する。
↓(378話)
ルクレーシアに幼児化され、サナエフ侯爵家に引き取られた。
一人称を僕に変更。サナエフ夫妻に着せ替え人形にされ、日常的にドレスを着ている。
●白いドラゴン(初出342話)
シヴァンの母親。
神々しく美しい巨大なドラゴン。
50年前に亡くなり、氷の中に遺体が保存されている。
保存したのはシヴァンの姉。
↓(344話)
両の手のひらに乗るくらいに小さなドラゴンとして現れる。半透明に透けている。
↓(367話)
名前がシルヴァーナと判明。姉のイヴェールには母の姿が見えているが、シヴァンには姿も見えず、声すらも聞こえない。
鮮やかな緑色の瞳。
【精霊】
土や風など、様々な精霊がいる。種族によって違うが、いずれも小さな妖精に似た姿をしている。
人に見られないように、通常は姿を隠している。土の精霊が大地の精霊になったように、時を経れば上位の精霊に進化する事もある。
精霊は皆稜真の歌が好きで、稜真の周りには姿を隠した精霊が集まっている。特に土の精霊はたくさんいるらしい。
精霊にはレベルの概念はない。(331話)
●シプレ(初出23話。名前が出たのは97話)
瑠璃が住む湖に連れてこられた木の精霊。一人称は私。濃緑でまっすぐな髪がさらさらと腰にかかり、琥珀色の瞳をしている。清楚な雰囲気を持つ美人。
植物を操る力のある、高位精霊。ある一部分は、アリアが羨むほどに豊か。
人の暮らしに興味があり、世界の知識にも詳しい。
瑠璃とアリアはシプレと呼ぶ。稜真はシプレさんと呼んでいたが、199話から呼び捨てになる。
↓(99話)
シプレは人の生活に興味を持ち、しばらく町で暮らしていた時期もあったそうだ。それ程長期間でなければ、自分の木から離れても大丈夫なのだと。それで台所の構造やベッドも知っていたのか、と納得した。
297話後の閑話で、黒髪に明るい茶の瞳をした人間の男性と結婚していたと判明。
その男は今、シプレの根元で眠りについている。
●ティヨル(初出186話)
淵に生えている大木の精霊。
肩までの波打つ緑髪、紺色の瞳。14~5歳に見える少女。
一人称は私。
シャリウの妻。正妻。
稜真に病を癒され、熱烈なファンになる。シプレをお姉様と呼ぶ。
アリアは最初だけ「お姉さん」と呼んでいた。仲間認識以後は呼び捨て。
酒乱の気あり。
●ソル(初出186話。名前が出たのは212話)
大地の精霊。偏屈で厳めしい老人。
一人称はわし。
シャリウの腰までの身長。特徴的なのは、地面に付く程の長い髪と長い髭。温かさを感じさせる大地の色をしており、瞳の色も同じ。
「長き年月を経ておられる、神にも近しい力をお持ちの、高位の精霊」(シプレ談)
ティヨルを子供のように思っている。
世間に疎い。
稜真は「ご老人」と呼ぶ。シャリウは「爺」。ティヨルは「おじい様」
稜真は212話で『ソルおじいちゃん』と呼ばされる事になった。
●土の精霊(初出65話)
地の力を司る精霊。通常は姿を隠しているが、気に入った者には小人の姿を見せる。
稜真がシュリの山で歌った時、岩を元に戻すのを手伝ってくれた。
伯爵家の作物の生育にも力を貸しており、稜真がくれるクッキーを楽しみにしている。
↓(190話)
マーシャの家を掘り出す時、大地の精霊の指示で土が崩れるのを防いでくれていた。
↓(229話)
力を合わせて広範囲に結界を張ることが出来る。
●風の精霊(初出229話)
土の精霊と同じ大きさの、羽が生えた小人。
背に生えている羽は様々で、蝶の羽をもつ者もいれば、トンボの羽をもつ者、鳥の翼を持つ者もいる。土の精霊に比べて悪戯好き。
●チプレ(初出257話)
シプレが作った湖の家の精霊。
琥珀色の瞳。濃緑の髪をおかっぱにした、瑠璃よりも幼い女の子。自分の事を『チプ』と言う。
本来精霊化には長い時がかかるが、ルクレーシアの加護を持つ者が住み、高位の精霊が訪ねて来た事から精霊化し、家の存在が安定化したので姿を現した。
色々な植物を組み合わせて作った家だが、それぞれの植物ではなく、集合体としての『家』が精霊化した。
シプレをお母さん。稜真をお父さんと呼ぶ。
ちなみに瑠璃はお姉様、アリアは姉様。従魔達は名前呼び。
●セードゥル(初出280話。名前が出たのは281話)
白緑の髪は肩にかかる長さで緩く波打ち、その瞳は紫紺。青年の姿をした大樹の精霊。
どことなく艶を感じさせる精霊である。一人称は私。
シュリの事を雛と呼んでいる。
まだ精霊として意識の芽生えていない時。稜真の背丈に伸びた頃に、ルクレーシアに会った事がある。
神話時代から生きている精霊。
木の精霊に知識を与えていた。シプレの育ての親でもある。
性別を変えられる。遊戯の神と悪戯に励んでいた事もあるらしい。
●水の精霊(初出327話)
湖の家から、比較的近所にある湖に住まう水の精霊。今は湖同士の水脈が繋がっており、行き来は自由。
淡い水色の長い髪を持つ人魚。長く波打つ髪で豊かな胸を隠しているが、隠し切れていない。髪よりも色濃い水色の鱗が腰の辺りから下を覆っている。
一人称は私。服は着ない。
瑠璃が湖を手入れした時、水棲生物を分けて貰った。稜真が水浴びをした湖でもある。
今は水の精霊としての修行をする瑠璃の相談相手になっている。
基本的に水の精霊は木の精霊よりも奔放で、人間をからかうのが大好き。
↓
397話で名前がセイレンと判明。
●イヴェール(初出345話)
瑠璃が師匠に選んだ精霊。一人称は私。話し言葉は男性っぽい。
妖艶で美しい女性。うねる銀髪は床に届くほど長く、瞳は銀黒。
元々は水の精霊だったが、住んだ環境からか氷の精霊になっている。
人が到底たどり着けない場所に屋敷を建てて住んでいる。眷属の雪の精霊とその配偶者達がおり、人間もいる。
カティーナの祖母の守護精霊をしていた。
●イヴェールの夫達(初出348話)
皆見目麗しい壮年の男性4人。
ワイルド系、美人系、癒し系、ドS様系(アリア談)。
↓本編に出るか分からない設定。
・元剣聖。一人称は俺。(568話 名はスヴェン)
・元王室御用達デザイナー。一人称は私。
・元事務次官。一人称は私。年の離れた弟がいた。ブラコン。稜真に高い高いをした。
・元宮廷料理長。一人称は僕。
●リラ(初出395話)
魔亀に本体の花木を潰されそうだった所を、稜真に助けられた、若草色の髪に水色のメッシュが入っている。ワンピース姿の幼女。一人称は私。
本体は水色の花房をつけた花木。
セードゥルにリラと名付けられ、伯爵家に引っ越しを決めた。
●プラム(精霊化してからの初出は456話)
元は、きさらの兄を助けようと、稜真がスキルを使って巨大化させた植物。(252話)
植物名はキュスカ。446話で精霊化したと話が出ている。
本体は切り立った崖一面を覆うほどの巨大植物。
精霊化した姿は、柔らかく波打つ肩までの茶髪に、両こめかみに緑のメッシュ。澄んだ水色の瞳の幼女、と言うよりも赤ん坊。話し言葉は片言。
お友達が大好き。
名付けてくれたセードゥルをママと呼んでいる。
●泉の精霊(初出は457話)
王都の周辺にある泉の精霊だと知れたのは536話。
水の精霊の中でも歌がうまい精霊。
稜真の歌に憧れて心酔している。
●フレア(初出537話)
ルディが肌身離さず持っている、種に戻っている花の精霊。
深紅の髪に金色の瞳。植物の精霊を示す緑は、髪の一房だけ。年頃はルディと同じくらい。非常に嫉妬深い。
炎を操る力を持つ。
瑠璃が精霊だと知っているが、ルディには話していない。(606話)
541話でルディと同化した。
633話でルディと一緒に遊戯の神の加護を与えられる。
【精霊獣】
精霊とは、人型になる者ばかりではない。神界で生まれた精霊は自由な姿になる。その中で獣の姿を取った者が、精霊獣と呼ばれる。
●ノルン(初出358話)
カティーナが王女時代から使役している精霊獣。
翼のある黒い狼。雄。
悪食の友がいる。
●鳥の精霊獣(初出360話)
小さな赤い鳥の姿。
カティーナが召喚した精霊獣。この精霊獣の目を借りて、カティーナは雪の斜面に亀裂を見つけた。目を借りている時、カティーナの紺青の瞳はピンクに変わっている。
●アレフ(初出448話)
ノルンの友である黒いユニコーン。通常の馬と同じ大きさだが、繊細で優美な印象を受ける。
毒物を食べるのが好きで、アリアの料理にはまった。
昔、人界に来た時に会った人間と、ユニコーンの角を人に渡すと約束した。角がたまって来ると幼いユニコーンを人界へやり、ばら撒いて来るように言いつける。
約束した人間は、清楚で優しく美しい少女だった。
●ユニコーン(初出447話)
アレフに憧れて、角のある馬になったのが始まり。同じ思いを持つ者が増えて、1つの種族として見られるようになった。
人界に来るのは、基本幼い者だけ。
男は嫌いだが、稜真は大好き。
●灰色のユニコーン(初出447話)
447話でアリアの料理を食べて倒れたユニコーン。それ以来、アリアの料理にはまった。
575話で登場した時には、純白の毛が灰色になっていた。
アレフの後継者らしい。




