リザードマンの集落
マクドナフ近くの山中にある集落。道の整備がされていない為、徒歩で2時間かかる。
昔起こったスタンピードで移転を余儀なくされ、3年と少し前に新しく作られた集落である。その際アリアが手助けをした事から、敬称を付けないリザードマンがアリアだけは『アリア様』と呼ぶようになった。
【リザードマンについて】
リザードマンは、個体差はあるが2.5メートルを超す長身の種族である。15歳で1人前とみなされる。
青緑色の肌は、年を取ると茶褐色に変わって行く。瞳は黄色から茶色。爪は伸縮自在。
独自の言葉を使い、人里離れた山奥に住んでいる。戦闘種族かと思いきや、薬の調合に長けている。薬を売って交易を行う事もある。
幼い頃から戦闘技術を学ぶ。特に体術はリザードマンにとって、戦闘の基本である。体術を教わってから、武器を持つ練習を始める。
基本的に服は着ないが、仕事によって着る者もいる。薬の調合の際にベスト、戦う者は胸当て程度の防具等。尾が太く長いので、下は身に着けず、靴も履かない。
正式名は長い名前を持つが、普段は愛称で呼び合っている。正式名を明かすのは、その者への信頼の証なのだ。
この国では異種族に差別はないが、人里に来る事のないリザードマンは珍しく、奇異の目で見られる。
──脳筋疑惑あり。
312話より
飲まず食わずでも1週間は平気で活動できる。
●ムー(初出223話)
正式名は、ムルティプランガザルタージ。男の子。6歳。ひと腹(母親が一度に産んだ卵)の兄。ミーと比べると少し体が大きい。一人称は俺。
兄を助けてくれた稜真とアリアに懐き、早々に名前を明かした。
●ミー(初出223話)
正式名は、ミリオリアアナスタージェ。女の子。6歳。ひと腹の妹。
一人称は私。
兄を助けてくれた稜真とアリアに懐き、早々に名前を明かした。
●ガルディ(初出223話)
15歳の少年。
ムーとミーの兄で、一人称は俺。
人見知りをする。よく知りあうまでは無口でぶっきらぼう。
冒険者に憧れ、人族の言葉を練習していた。まだ片言な為、練習中。
傷の治療をして貰った瑠璃に弱い。
助けられた日の夜に稜真と語り合い、親しくなった。
↓279話
正式名は、ガルディアツァギルタージ。
●ルーテシア(初出226話)
ガルディ達の母。4年前のスタンピートで傷を負い、足を引きずっている。足が不自由でも力はあり、ガルディを殴り飛ばした。
薬師。一人称はあたし。
ガルディを治療したのは瑠璃だと知っている。
●バル(初出222話)
リザードマンの冒険者。男性。一人称は俺。
アリアが幼い頃に知り合い、散々振り回されたらしい。
何年も人族の間で冒険者をしていたので、人族の言葉が流暢に話せる。
無口で頑固で不愛想。
●長老(初出226話)
集落の代表。
肌の色が茶褐色で背が丸くなり、杖を突いている。一人称はわし。
229話で稜真から創世樹の実を貰い、一族に言葉を教える事になる。
●ネル(初出225話。名前が出たのは228話)
集落の門番。
アリアに槍を突きつけて、稜真にやり込められた。
●マフ(初出227話)
例の食材を調理していた男。
●ロビン(初出228話)
薬馬鹿で細身のリザードマン。男性。薬師。一人称は僕。
ベストを着て、腰にはウエストポーチを付け、眼鏡をかけている。
研究や調合に時間を割く変わり者。薬の調合研究の為なら、材料調達の手段は選ばない所がある。
頭は切れるので、交渉に意識を向ける事さえ出来れば、最適な人物だと、長老が人族との話し合いに推薦した。興味を持った事柄には、マシンガンのように質問攻めにする。
創世樹の木の実を食べて、人族の言葉が話せるようになった。
ギルバートと交渉の際、まるで別人のように切れ者になり、落ち着いた声音で堂々とやりあった。
【妖精種の蜜蜂】
丸っこいフォルムで、体全体に短い金色の毛が生えていて、首の回りにはもふっとした長めの毛が生えていた。目は複眼なのだろうか? パッと見には真ん丸の黒目にしか見えない。
虫というよりも小動物っぽい感じ。
モルモット位の大きさ。抱えている壺に魔力を使って蜜を集め、受粉もさせる。その蜜は微量の魔力を含み、食べて美味しく、薬の材料にもなり、高値で取引される。小瓶が金貨1枚。
集落では花の咲く薬草を育て、その蜜を集める蜜蜂を守り、蜂蜜を分けて貰っている。その巣は集落の西端にある巨木のうろにある。集落をここに移転した際、先住していた女王に蜜になる薬草の提供を持ち掛け、それ以来共存している。
女王の護衛は槍を持っている。
女王になる者。そして、その夫になる者は、小さな人の姿で産まれる。
●メルティア(初出229話)
蜜蜂の女王。一人称は私。
頭に蜂の触覚が生え、蜂の羽で飛んでいる。裾を絞ったふんわりとしたズボンを履き、金色の髪が緩やかに腰に届いている。美しい大人の女性。
巣の一部を壊したロビンを嫌っている。
稜真にクッキーを貰った。
●ミルティア(初出280話)
メルティアの娘。一人称は私。
伯爵家で新たな巣を作ると決まっている。
女王と同じ色の金髪をポニーテールにしている。少女を脱したばかりに見える、可愛らしい女性。
性格も女王と違って若々しい。
●ヤン(初出280話)
ミルティアの伴侶。
一人称は僕。ミルティアをミルティと愛情を込めて呼ぶ。
ミルティアと2人揃うと、稜真をからかおうと小芝居を始める。
稜真談「馬鹿ップル」
●セードゥル(初出280話。名前が出たのは281話)
白緑の髪は肩にかかる長さで緩く波打ち、その瞳は紫紺。青年の姿をした大樹の精霊。
どことなく艶を感じさせる精霊である。一人称は私。
シュリの事を雛と呼んでいる。
まだ精霊として意識の芽生えていない時。稜真の背丈に伸びた頃に、ルクレーシアに会った事がある。
神話時代から生きている精霊。
木の精霊に知識を与えていた。シプレの育ての親でもある。
性別を変えられる。遊戯の神と悪戯に励んでいた事もあるらしい。




