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作者: 戸蒔 悠

完璧であろうとして

完璧なのだと呟いた


此処に靤が

其の様な事が許されるのか

彼女に不浄の塊

浄化しなければ


様子は見てとれて

完璧なのだと呟いた


彼女は私なのだと

私は彼女なのだと


此れからも二人だけで

此処には二人だけで


貴女は完璧なのだから


蛍が一匹

彼女の元へ


美しい


小さな光でも彼女は完璧

不浄なんてツマラナイ

浄化なんてデキルハズモ

私に其のような

資格はないのだから


彼女は完璧

私は完璧であろうとしただけ

そんな私にふさわしい

靤は私

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@dOMaku_yu

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