魔道バトルトーナメント編
補足 かみやはると
じんぐうじきょうか
第一章 孤独な少年
ここは異能が当たり前になった世界、科学が衰退し異能が進出した世界のお話。
ある朝、右目を前髪でかくした少年、神谷春人は学園の門の前でソワソワしていた、なんせ今日から望んでもいない学園生活が始まるからだ。
『はぁー、とうとう始まるのか。』
どこまでも億劫な声で春人は呟いた。
そもそもこの学園は自分なんかが通えるような場所ではないはずだ。
〈魔道士育成学園〉そこは異能の力を持つ少年少女が通う魔道士専用の学園だからだ。
魔道士それは奇跡の力を体に宿すもの。
あるものはその力で地を焦がし、またあるものは万物を創造する神の力。そんな奇跡の様な力を育成するのが〈魔道士育成学園〉
そんな学園に無能力者の春人が通うというのだそれは億劫にもなる。
『あの、クソじじぃ俺に恨みでもあるのかよ』そう呟いたがもちろん返事をしてくれる人はいない。
仕方ないと、独り言をはき門をくぐった。
まず目に入ったのは学舎への道中、両脇にでかい噴水があった、門の外からは結界のせいでよく見えなかったがおおよそ学園にあるものとは思えなかった。
その噴水をぬけると学舎があり左にコロッセオのような建物が立っていた
『でけぇ、、、』とふいに言葉がでた。
自分は学校というものに行ったことはないがこの学園がとてつもなく広いのは分かる。
そんな学園に圧倒されている春人に話しかけてくる人物がした。
『神谷春人様ですか?』と、とても心地よい声が耳に入ってきた、ふと我に返った春人は声の主に目を向けたそこには一人の少女が立っていた、腰までのばしたシルバーの髪がとても綺麗で顔だちがしっかりしプロポーションもよく美人と言う言葉がすっぽり当てはまる少女だった。
見惚れていると少女が再び聞いてきた
『あのー神谷春人様ですか?』
春人はハッと我に返ると。
『そうですけど、あの〜あなたは?』と聞き返した
そこで少女は。
『よかったです、人違いだったらどうしようかと思いました、申し遅れました私は春人様のご案内役を務めさせて頂きます。神宮寺京香と申します。』
『案内役? あーそういえばそんなこと言ってたような。』
神宮寺京香がすこし笑いこう続けた
『学園長からあなたを連れてくるよう言われておりますのでご案内致します。』
と踵を返し学舎にむかってあるいていった、俺はそれについていくことにした。
終
拙い文章ですが、精一杯執筆しますのでよろしくお願いいたします。