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プロローグ
どんな学校にでも存在する七不思議。面白半分で語られる怪談は噂の域を出ないもので、幽霊など実在しないという人も少なくないだろう。七不思議の多くは原型を留めておらず、語り継がれるうちに脚色されたり、一部作り変えられたりしている。実際に語られる恐怖を体験した者がいないたため、怪談を語るほとんどの人間が学校に怪異など存在しないと断言するだろう。
そんな中、別々の場所でとある7人の少年少女たちが怪異に遭遇してしまった。
この物語は少年少女たちの体験を綴ったものです。
七不思議をすべて知ると何かが起こると言われています。
この少年少女たちの話が出揃った時、何が起きるのでしょうか……