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7/7

クエスト

 登録を終え(もちろんグラフとのパーティ登録もした。)、ギルドを出ようとする。


「さてと、やっぱり、一回城に戻んねぇとな。」

「お~い。どこに行くんだ?」


 まぁ、こうなるだろうとは思っていたぜ。


「せっかく、登録したんだクエスト行こうぜ。」

「用事があるんだが。」

「まあまあ、すぐ、終わるって、これなんかどうだ。」


 そんなすぐ終わるクエストとかないだろ。


「まぁ、いっか。どれどれ。」

___________


 応募ランク:SS


  時現竜(クロック ドラゴン)


 報酬:100000プロム

 

 注意:この竜は、時を操ると思われる能力を持っています。


___________


「止めとけ。」

「いこーぜ。」

「無理だ。それに、これ、SSだぜ?どうせ、ザ 〇ールドとか言っちゃう奴だぜ?」

「二人で行けば。大丈夫だぜ。」

「俺は、Fランクだ。」


___

「大丈夫でしょう。」

「な?言ったろ?」

「大丈夫じゃねぇーよ。時操んだぞ!?そんな軽くていいのかよ!?」

「時を操るといっても、止めたりはできませんよ?せいぜい、自分の動きを早めたりする程度ですよ?

「それなら・・・いいのか?」

「大丈夫ですって、翔さんはFランクですけど、強さはグラフさんも唸るほどと聞いてますから。」

「まぁ、間違っちゃ、いないな。」

「じゃあ、行くぜ。」

「あ、待てコラ。」


 

 それから、一時間後・・・


「着いたぜ、時現竜が多数目撃される場所に。」

「うむ、ただの森だな。」

「お?いたぜ、あの黒っぽいのじゃないか?」

「発見が早すぎるぜ。まぁ、こちらとしても早く見つかってよかったんだけど。」

「お、こっち向いた、バレたみたいだぞ。剣抜いと―――――」


 バゴッ


 グラフが剣を抜こうとした瞬間、吹き飛ばされた。


「なんかこいつ強くね!?」


 そういえば、三日くらい前に練習して習得した、スキルの鑑定があったんだったな。

_______________

名前:天時現界竜

性別:不明

Lavel:7837

職業:龍神の片割れ


HP:560000

MP:700000

筋力:300000

防御:999999

俊敏:500000

知力:100

魔質:50000

器用:100

反応:300000

視力:500000

精神:500000

魅力:5

運:90


能力  :『時空超越』(クロックコッペリア) レベル5


スキル :火魔法 レベル 10 竜族之凪零(ドラゴン スペック) レベル10 神化 レベル3 


称号  :龍神の加護 時の支配者 

___________________


 おうち帰りたい。


「うおおおお、何て日だよ。なんで今日は、ボスキャラみたいな奴らとの、エスカウント率たけぇんだよ!いや、待てよ、時を止めれる程度、某メイドでも出来たじゃないか。そう思うと、ボスキャラでもないのか?とりあえずここは、あえて、逃げ――――ゴバ」


 ドゴッ


 グラフと同じ岩にめり込む。


「ック。やってくれるじゃねぇーか。軽く行くぜ?」


 ぶっ飛ばされたのを、仕切りに、変なスイッチが入った翔であった。


「グラフは・・・まぁ、いいか。」


 翔は、残像と消え、足元の砕けた石のみが残った。


「おらぁ!!」


 竜の顔面を蹴りつけた、と思ったら、逆に殴らられいた。翔は、木をへし折りながら100m程吹き飛ぶ


「マジで、時操れんのかよ。見えなかったぜ。」


 追撃をするかのように、竜が後ろに立つ。


「せっかちな、ヤローだな。」

「ガアアアアアアアアア!!!!」


 竜が翔を殴り上げ、上空に打ち上がる。また、竜が打ち上げた翔を、殴りつけようとするが。


「もう、わかってんぜ。お前、攻撃する時は、時を止めれないんだろ?」

「ガガガ、惜しくもなんともないぜ?攻撃する()は、ねぇ?」

「お前、喋れたのかよ。」

「知力が100もあるんだ。当たり前だろ?」


 そうだったな、ステータス上は俺より頭いいもんな。竜以下か、俺の頭は。


「いくぜ」


 それから、竜と翔の殴り合いが続く。まぁ、竜にボコられてるだけだが。


 やべぇな、このままじゃジリ貧だぜ。打開策を見つけなければ。て言うか、この能力強すぎだろ、レベル5の癖に――弱点でもあるんじゃないか?

_______________

名前:天時現界竜

性別:不明

Lavel:7837

職業:龍神の片割れ


HP:560000

MP:20000

筋力:300000

防御:999999

俊敏:500000

知力:100

魔質:50000

器用:100

反応:300000

視力:500000

精神:500000

魅力:5

運:90


能力  :『時空超越』(クロックコッペリア) レベル5


スキル :火魔法 レベル 10 竜族之凪零(ドラゴン スペック) レベル10 神化 レベル3 


称号  :龍神の加護 時の支配者 

___________________

 特に変わりは・・・・お?MPがすごい減ってる。これかぁ。


「ガッガッガガ、どうした、このままじゃ、ジリ貧だろ。」

「そりゃ、こっちのセリフだ。」

「!!!」


 そして、一方的な殴り合いが続く。だが、突然に竜は時を止めることができなくなった。


「もう、MP切れか?」

「何故、貴様がそれを!!」

「フッフン。教えて欲しいか?」

「まあ、いい。」

「いいのかよ!?」

「真の能力を開放してやる!!余波だけで、死ぬんじゃねぇぞ!!!??」

「やってみろ。」

「神化!!!!」

「おお?」

_______________

名前:天時現界竜神

性別:不明

Lavel:7837

職業:龍神


HP:56000000

MP:2000000

筋力:30000000

防御:99999999

俊敏:50000000

知力:100

魔質:5000000

器用:100

反応:30000000

視力:50000000

精神:50000000

魅力:5

運:90


能力  :『時空超越』(クロックコッペリア) レベル5


スキル :火魔法 レベル 10 竜族之凪零(ドラゴン スペック) レベル10 神化 レベル3 


称号  :龍神の体現者 時の支配者 

___________________

「おいおい・・・」

「今更、謝ったって、おせぇんだぜ?」

「望むところだ。」


次の瞬間、竜の体から膨大な量の魔力が発せられる。


「『時の掌握』!!過去に戻って、油断している間にお前を殺してやる。焦ろうがもう遅い!」


 空間が歪み、竜が消失する。


「・・・どうすっかな。これ。」


___________________


 時系列が歪んだと同時に目の前にいた翔が消えて、竜はこれで過去に戻ったと確信する。


「確か、あいつらはここらへんから出てきたな。この茂みに隠れて不意打ちしてやる。」


 そこには、誇りとか、自尊心の欠片もない竜がいた。


「ガガガガ、来た瞬間首元を掻っ切ってやる。しかし、この神化というのは何億年たっても慣れねぇもんだな。スタミナがガリガリ削られてくぜ。あいつを殺したら飯にするか。」

「あ、先輩。これ飯っす。」

「お、気が利くじゃねーか。」

「・・・」

「・・・」

「てめぇ!!!いつからそこにいた!!?」

「えーと、『確か、あいつらはここらへんから出てきたな。あ、金玉かゆい。』くらいから。」

「嘘つけ!!金玉かゆいは言ってねーだろーうが!!てかそれ結構前だな!!おい!」

「ふふふーん」

「っていうか、どうやってここに来た!?まさか、お前も時を操れる能力でも持ってんじゃねーだろうな?」

「ああ、それなら簡単だよ。相対性理論って知ってるか?」

「竜である俺が知ってるわけねぇーだろうが。」


 まぁ、この世界の住人は知っている奴はいないと思うけど。


「その中に、光速より速く動くと過去に戻れるって仮説があるんだけど、試してみたら出来たってわけ。」

「・・・」

「じゃ、遠慮なく倒させてもらうわ。」

「ま、まて!!話せばわかる!!死にたくなギャアアアアアアアアア」


__________________


「ん?なんだ?翔じゃねぇか。どうした、いきなりいなくなったからびびったたぞ。どこいってたんだ?」

「ああ、先に竜を倒しに行っててな。」

「まじか?」

「うん、そこに横たわってるやつがそうだろ?」

「何か普通のよりデカい気もするが・・・」

「気のせいだろ。」

「気のせいか。じゃあ、安心だな。よしギルドに報告しにいくか!」


 やっぱりこいつ(グラフ)の頭のめでたさは普通じゃないと思う。


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