筋トレ始めてから10日後、いきなり最強の敵?現る。
5話目で早くも最強の敵出現です。頑張りました。早く寝よう。深夜テンションで、文章クソ&何言ってるかわかんないところもあると思いますがよろしくです。できればでいいんですけど、そんな所の訂正や感想等お願いします。
勇者が召喚されてから10日後。イカロス連邦・イニスフ皇国地区某所。
「ルクスバートリー様、かのブルタニア公国で遂に勇者が召喚されました。」
『あぁ?”遂に”?随分と待ち望んでた様な口ぶりじゃなねぇか?』
「そう仰る、ルクスバートリー様も望んでいたのでは?」
『ギャハハハハ、ちがえねぇぜ』
「ですが、”まだ”ですよ?」
『わかってんぜ、果実は熟してからだろ?』
「ならいいのですが」
そう言って、一方が出ていきルクスバートリーと呼ばれた青年一人になる。
『熟すまでか・・・だがよ。腐る前には喰っちまわねぇとなぁ?』
そして、物音する事なく、そこから消える
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ところ変わってブルタニア公国王城。
「流石に10日も、こもって筋トレはきついぜ。精神的に。」
と言いながら体の柔軟をしている翔だった。
「そうだ、今からジョギングに行こう。でも、王城だけじゃあなー、ものたりないぜ。」
と、無い脳をフル回転させる。
「そうだ、王都の周り、いや、壁の向こうへ行ってみよう。一応は勇者だし、門番も簡単に通してくれるぜ。きっと。」
城から歩いて、30分、やっと壁についた。城からの外出については5日前ほどから許可が下りている。
「では次、身分証明書、もしくは冒険者手帳を見せてください。」
門番に聞かれるが、そんなものは一切ない・・・あ、そうだ、勇者全員に配布されたアレがあるんだった。
「これでどうです?」
「どれどれ・・・おお、勇者様でしたか、これはとんだ御無礼を。お通りください。」
中々に、すんなり通してくれた。
実は外出許可が下りたと同時にバッチみたいなのを配布され、それは普通に使っても、上級貴族並みの権限があるらしい。
「さて、外へ出たはいいものの、どこまで走ろうかね。まぁ、とりあえず、適当に走るか。」
そして、軽く走り出す。ソニックブームを生まないギリギリのラインで。
「結構、走り初めの感想だが余裕だな。」
何キロか走った地点でそれは唐突に起こった。
「お、500m先に人型発見。道路脇にそれよう。」
そして、その人の横を通り過ぎようとした時だった。
『おい、お前止まれぇ、てめぇもしかして勇者じゃねぇか?』
そんな声が聞こえた。ありえない、音速とほぼ同じ速さで走っているのに声が聞こえた?
「だったら、どうした」
翔も急停止し、体を向ける。
『やっぱりな、お前は其処らのゾウリムシとは訳のちげぇ様な覇気を感じたぜ。』
「で?何が言いたい?」
翔は、先ほどとは打って変わって真面目な顔をする。
『俺よぉ、生まれてこの方自分より強ぇ奴にあったことがねぇのよな。』
「だからどうした」
『ン?まだわかんねぇのか?』
「ああ」
『自分で考えな。
言い終える前に、姿が消える。
!!後ろか!!?
ガンッ!!!
咄嗟に、振り向きガードする。
『おいおい、今のまジで反応すんのかよ。こりゃ、本物だな。』
「それは、こっちのセリフだ。軽く本気出させてもらうぜ。」
『そんな大口と言ってられんのも今だけだぜ?』
そして、ふたりの攻防は誰の目にも止まらなくなる。
相手側の攻撃によって翔が空へ打ち上げられため、舞台は空へと変わる。
再び空中での、攻防が繰り返されたあと、翔の一撃が相手の腹部に炸裂する。
『なっ!!!???』
相手はその一撃によって、ぶっ飛ばされる。
それから、ちょっとした山にぶつかり止まる。山が崩れていく光景を背景に、翔は追撃する。
『怒ったぜ????俺はヨぉぉ!!!???』
「そか」
『高速演算処理 level 6!!』
「え?」
見えなかった。まばたきはしていない、それなのに、見えなかったのだ。
翔は同じように吹き飛ばされる。
『アぁ?モっと演算した方がヨかったノか?まぁいい、かなりぶっ飛んだしな。』
「ああ、キレた、俺も本気出すぜ。」
『テメェ!!、何時から其処に!??』
そう言った翔は、全身に力を込め文字通り本気を出す。
「今から、マジで殴るんだけどよ・・・せめて一秒は耐えろよ?」
『アぁ、やってみろよ。』
そして、翔は腕を振り抜く。
目の前が、真っ白になる。腕を振った摩擦によって、あたりは摂氏百億度になりそれによって核融合が起きたのだ。
勿論、それの直撃した相手は”能力”により形状を保っていたが、彼方、地平線へとぶっ飛ばされ続けた。
当たり前だが、摂氏百億度までになって起きた核融合は、酸素や窒素等、ありとあらゆる分子、原子をも巻き込む。もちろんタダでは済まされない。周りの見える範囲全てが、吹き飛んでいた。つまり自分の服も。
「きゃあ、エッチ」
笑えない状況になったので、翔はとりあえずギャグで笑おうとした。が、笑えなかった。
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「フフフフンフフフフ♪」
鼻歌を歌いながら掃除をしていると―――――。
ドゴォォォォン!!!!
「何事!!??」
『いつつつつ』
「え?ルクスバートリー様?」
屋根や壁を器物破損しながら突っ込んできたのは、あの青年だった。
『ギャハハ!つえーぞ彼奴、あの勇者!!』
「まさか!?もう勇者に挑んできたのですか!!??」
『ああ、クソツエーぞ』
「あなたが、負けるなんて・・・この世界にその勇者にもう勝てる生物はいないのでは?」
『まったく、そうかもな。』
「この”イカロス連邦序列1位”のあなたが・・・」
『暫、この屋敷のことよろしく頼むぜ?能力の修行してくるから。』
「はい。って?え?なんですと?ちょっ!!お待ちくだされ!!!」
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「で?俺はどうやって帰ればいい?」
未だ、翔はクレーターの中心で裸で放心状態にいた。
主人公の強さを実感できたと思います。クルスバートリー君の能力って公開した方がいいのかな?でもネタバレ要素だと嫌だしな・・・ネタバレもクソもこの先の展開考えてないんですけどね。