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惜しみない努力を決意する。

 更新遅くて済みませんでした。そのくせ内容が薄っぺらくなって・・・何でもありません。

 中々にキレイな部屋だ。見た感じホコリ一つ落ちている感じがしない。部屋の綺麗さに、満足しながらステータスを開く。


「はぁ、どうするか?この貧弱ステータスを。いっそのこと開き直って、この城でヒモ生活でもするか?でも・・・」


 そう言って、部屋の角に設置されたベットの上に寝転ぶ。


「なんだろな。このやるせない感じ。」


 嫉妬にも似てる、でも違う。うーむ。ベットの上で何もせずゴロゴロしていると強制的に何かを考えさせられる。それがマイナスのことだと、嫌な気分になる。


 そう思い上体を起こし、ベットに腰をかける形になる。


「なんでだよ。10って、皆すごいステータス持ってんのによぉ。」


 なんで俺だけ。これが理不尽か?・・・。すこし嫉妬も混ざってるのかもしれないけど。


「でも、もしかしたら・・・この、レベル6(愚公移山)にかけてみるか。皆レベル4とかだったし。結構すごい能力なんじゃないか?」


 能力の説明欄には、努力すればするほど強くなるって書いてあるが。とりあえず、腕立て伏せでもしてみるか?


 そう、思った翔は地面に手をついて腕立て伏せをする。


 脇の角度は90度にして、すれすれまで胸を地面に下げる上げるを繰り返す。


 いーち、にーい、さーん、っし、ゆっくりと体の上下を繰り返す。やった数が増えるたびに呼吸があらくなり、腕がどんどん(りき)んでいく。


 にーっじゅ!!っく、元々運動不足だった俺にはかなりの負担になっているな・・・


 さんじゅう!!腕が既に、悲鳴を上げていた。しかし、俺はまだ腕立てをやめない。


 よんじゅう!!もう既に、腕の感覚など無いに等しくなっている。だが、それでもやめない。


 よんじゅうご!!もう、限界を超えているのではないかと思考する余力もなく、体を上下する。


 ごじゅう?思考の無駄ではないかと途中で数えるのをやめてしまったが、そんくらいはいっているだろうか。遂に、体が崩れた。


 腕に感覚が戻らない、どうしようか。そういえば、回復魔法があったな。


 翔は全10魔力を使って、腕に回復魔法を使う。詠唱等考えない、無我夢中で感覚を失った腕に回復魔法をかける。


「もどった。それにしても、桁違いな魔質のせいか過剰に回復してる気がする。さて、これでステータスは上がってるのかな・・・」

_______________

名前:遠柳 翔

性別:男

Lavel:1

職業:勇者


HP:10

MP:1567

筋力:10

防御:10

俊敏:10

知力:10

魔質:1000000000

器用:10

反応:10

視力:10

精神:10

魅力:10

運:10


能力  :愚公移山(エフォート) レベル6


スキル :回復魔法 レベル3 火魔法 レベル1 無詠唱 レベル2


称号  ;勇者 ステータスが赤ちゃん以下 女神の加護 努力せし者

___________________


 な!!・・・なんで!??筋力が上がっていない!?魔力はくそ上がっているけど・・・くそっ!!能力を信じた俺がいけなかったのか!?


 腹いせに思いっきり壁をたたく。


 ドゴッ    叩いた壁が凹み、放射状に亀裂が走る。


 あれ?この壁、発泡スチロールで出来てる?ん?廊下からドタドタという音が聞こえてくる。やべぇ、どうすっかな。え?なんで?

 

 バンッ


「ものすごい音が大丈夫ですか!!?ってなんですかその壁!!!」

「いやー、これは何かいきなり壁が砕けてしまったんだぜ?」


 やってきた姫様に、とっさを嘘つく。これじゃばればれだな。


「そうですよね・・・翔さんのステータスじゃできないですし・・・とりあえず、別の部屋に移動しましょうか。」


 なんか納得してもらえた、なんか傷つくな。でも、さすがレベル6・・・甘く見てたぜ。筋トレしただけでこのレベルになるとは・・・ふふふ、もうこれ地球侵略できなイカ?


「じゃあ、この部屋でいいですか。」

「っあ、はい。」

「ふふふ、そんな心配しなくても大丈夫ですよ。原因究明は急ぎますから。そうです、もうちょっとで夕食なので待っててくださいね。」

「わかりました」

「そんなに、硬くならなくてもいいのに・・・じゃあ、また後で」


 バタン


 ふぅ~、どうすっかな。あんなに筋トレで強くなれるなら、がぜんやる気が出てきたな。次は腹筋で、その次はスクワットかな。

________________________

 ニ時間が経過・・・


 扉をノックする音が聞こえる。食事の知らせを持ってきたメイドがやってきたのだ。


「勇者様、お食事の時間・・・ひぃ!?」

「ううぅ、きんとれしすぎた、うごけねぇ。」


 そこには、筋トレのしすぎで汗まみれで倒れている翔がいた。

_________________________

「うーん。疲れや痛みは回復魔法で治せるせど・・・コリがなぁ、治んないな。」

「・・・」


 メイドさんからは何も喋らないため、何か喋らないと気まずい。


「食事ってどこでするんですか?」

「この先を右に曲がったところです。」

「じゃ、もうすぐですね。」

「ここです、では」


 翔は、部屋に入っていく。


「っあ、翔、翔ーこっちこっち!!」


 どうやら、香が先にきていたようだ。

 いや、香だけじゃない、全員いるし。どうやら何故かハイテンションな香。仕方ないから香りの隣に座る。


 それから、10分。


「ふっふっふー、疲れた。料理もてい。」


いかにも、疲れたと言わんばかりの王様が席に着いた。


王様が席に着いた瞬間に多数のメイドが現れ、(きら)びやかな料理が運ばれて来る。


「前菜のムッシュカローニと言うこのキノコにトメィトと言うこの赤い野菜です。」


 おぉ・・・すげぇ。何がなんだかわからないが、うまそうだ。


「では、勇者方、食の神に感謝を祈り、いただこう。」


 そして、皆、タガが外れたように一斉に食べだす。

_______________________

 そして食後・・・


「ふぅ・・・もう食えねぇ。フルコースだとは思いもしなかったぜ。」


 ベットに寝転がった翔がつぶやいた。


「筋肉痛が来ると思ったんだがな・・・恐るべし、回復魔法」


 ステータスを確認する。


「うーん、やっぱり魔力以外変わってないよな~?でもなんで強くなってんだ?ま、いっか、寝よ」

_______________

名前:遠柳 翔

性別:男

Lavel:1

職業:勇者


HP:10

MP:7583048

筋力:10

防御:10

俊敏:10

知力:10

魔質:1000000000

器用:10

反応:10

視力:10

精神:10

魅力:10

運:10


能力  :愚公移山(エフォート) レベル6


スキル :回復魔法 レベル8 火魔法 レベル1 無詠唱 レベル8


称号  ;勇者 ステータスが赤ちゃん以下 女神の加護 努力せし者 魔力貯蔵庫

___________________





 








 主人公はこの話でかなりチート臭くなりましたね。まだまだ、主人公は努力を続けていくつもりです、お付き合いください。主人公の能力は努力することで、自分自身の能力値を上げるもの(魔力は元からはないため例外)ですので、言われるまで気づきません。

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