さらにチートがいた
深夜で眠たい&深夜テンションの中でかいたので、文章や内容がキモイことになってるかもしれませんが、どうぞ。
伝説の伝道師か・・・たいそうな名前だな・・・あ。よく見れば姫様可愛いじゃないか。
翔は一人黄昏ていた。
「すごいです!みんな、ステータスが一般の成人男性の10倍くらいあります!!」
「次は僕ですね」
次は金地のようだ。
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名前:札山 金地
性別:男
Lavel:1
職業:聖勇者
HP:1500
MP:1000
筋力:1500
防御:1500
俊敏:1500
知力:150
魔質:800
反応:1500
視力:1500
精神:1500
魅力:1500
運:15
能力 :聖性の真の勇者 レベル4 無限之剣-棟過
レベル4 地ヲ割カツ真撃之一撃 レベル4
スキル :勇気 レベル10 光魔法 レベル7 限界突破 レベル1
称号 ;真の勇者 光の化身 女神の加護 勝利の神の加護
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なんだそりゃ?根本的に、違うじゃないか・・・ステータスの違いに、みんな騒然としている。ただ、姫様だけがすごいすごいと頷いていた。
「・・・これで全員、ステータスは見せ終わったかな?」
まだ俺は見せていないが、やっぱり見せないとやばいよな、見せてもやばいよな・・・
「ぼくがまだです」
「ん?どれどれ?見せてごらんなさい」
翔は、尻込みながらもツカツカと歩く。
「これがステータスです・・・」
「・・・うーむ・・・これは」
「これは、テンプレに出て行けとかですか?」
「いや、そのてんぷれとは何かわからんが、それはないですぞ?話せば長くなりますがよいですか?」
「いやいい。」
「その昔、我が大陸には「え?」ローマロック神聖国という国があったのですが。「いや、いいって」とても宗教国だったので小さかったのです。その国は、小さいがゆえ税金もなく、信者の寄付だけで成り立っていました。しかしやつらが現れ、寄付も少なくなり、かなりの財政難におちいってしまったのです。そこで、やむ終えず近くの連邦国・・・すなわち、イカロス連邦に合併することになったのです。イカロス連邦は、当時で6カ国、今で11カ国という国が集まって出来た大規模な国だからの。
そこで、合併してローマロック神聖国はなくなったのだ。そして今日、勇者を召喚した召喚魔法は、その元ローマロック神聖国の魔法技術によるものなのです。そして、その国の聖典に、”勇者を召喚しからば大切に保護せよ”と書いてあったのです。それが原因ですぞ。それも踏まえて、話していきますぞ?・・・」
・・・なげぇよ。既に何人か聞いてない子がいるな。
それから20分くらいして、校長並に長かった話が終わった。
「・・・というわけなのです」
もう誰ひとりとして聞いてなかった。いや、姫様だけは可愛らしく、目を閉じちいさくこくこくと首を縦に振っていた。・・・寝てただけかもしれないが。
唖然状態だった金地が正気に戻り、冒頭部分で聞いていたことから質問を繰り出す。
「やはり、敵とは魔族なるものなのですか?」
「うーむ。またそれも違います。魔族も敵の中にいるが、一番厄介なのはAI族ですな。」
A・・・I、族???
「倒しても倒しても、わんさかわんさか出てくる。それに、奴らは鉄で出来ていて、ものすごく硬い。」
異世界そんな進んでんの?科学技術。
「それに、我ら人類には理解不能な攻撃手段を用いる。超高速の鉄の塊玉がとんできたり、鉄の筒状のものが飛んできたらと思ったら、爆発しおるし。50年前の記録では、たった一つもので、国ごと消されたというはなしもある。いや、見た人がいない、もしくは死んだかで話しかつたわってないしで、確証はないんですがの。」
いや、それ、現代兵器。
「その大爆発は、原爆。もしくは水爆にるものだと思います。」
今、声を発したのは愛宕 一花。クラスの委員長だ。
「なんと!知っておるのかね!?ならばさっそく戦術室へ!!」
「待ってください。ケトルさん!まずはお父様に勇者様の顔合わせを・・・。」
「おぉ・・・そう、ですな・・・。では皆さん、王の間に案内しますぞ!!」
長かった。やっと話が進められるな。あの人ケトルって言うんだな。
「宮殿のようで、作りがしっかりしている廊下だな。」
っと、誰かがつぶやく。
「そりゃそうだとも。この城は、我が国ブルタニア公国の全国力を上げて作った最強の城です。」
ケルトが歩きながらも全身を使って豪語する。
「あぁ、つきましたぞ。」
おお、門でけぇ。10メートルはあるんじゃないか?
「お?気になりますか?この門は、30cmの鉄の装甲で出来ていて何者の侵入も許さない造りなんですよ。では、そろそろいきましょう。門を開け!!」
ゴゴゴゴゴゴ。 6人係で門を開ける。
おりょ?王様が座りそうな椅子はあるけど、肝心の王様がいないぞ?
「もうそろそろ来る頃合なんですけど・・・ちょっときみ、何分前に王様に通達した?」
ケトルが、近くにいた護衛の兵士に聞く。
「10分前に、ご通達を。」
「ということはそろそろか・・・お?きたようですな。」
「王様のおなーりー」
ぷよぷよしたお腹を引っさげて、王冠をかぶったおじさんが横の通路からのっそのっそと出てくる。
「ふぅー。疲れた。久々に運動すると疲れるわいの。ルリュネルや、わしドンくらい歩いた?」
「王様。お言葉ですが、たった20mしか歩いておりませんよ。」
「20m!?体感的には1kmくらい・・・」
「王様、茶番はあとにして、今は勇者様方がお見えになっております。」
「そじゃった」
顔を油ギッシュにした王様がこちらを向く。
「皆、自己紹介はしたのかの?」
「まだです。」
王様の問いに姫様が答える。
「私から行かせてもらいます。ブルタニア公国、第ニ王女のクルネック・F・アルテニアです。特技は基本援護系多様型後衛魔法術で、なかでも、近距離回復魔法が最も得意です。」
すごく聞きなれないな。ねげーし。
「次は、この王が「次は、私ですね。名前はケトル・ハーバネオと申します。姫様の執事と戦術発案長の仕事をしております。多分ですが、皆様の一番お近くにいられるのがわたくしだとおもいますので。わからないことがあればお聞きくださいな。」
「うむ。じゃあ、次わし「王様のメイドをやっております、ルリュネル・ケイネスと申します。特技な俊敏な動きができることです。」
「さいごになったが、わし「ささ、皆様。部屋が一人ずつにあります。ご案内しましょう。」わしにもさせてぇー!お願いだから!」
「しょうがないですね。」
いや、普通にさせてやれよ。どんだけいじられキャラなんだよ、王様。
「ポヨポヨネル・P・アルテニアだ。特に特技なないが、聞いて驚け!わし。この国の王じゃ!!」
「ささ、早く行きましょ。」
「少しは反応してぇ!!」
そろそろ可哀想になってきたな。でも、よかった。いい王様そうだ。
そしてまたあのどでかい門をくぐり、部屋へ案内される。
「ここです、自由な部屋へお入りください。後で、この無地のプレートをお配りしますので部屋の前に飾っておいてください。」
全員が思い思いの部屋へと入っていく。そして俺は最後まで残り、余った部屋へと入ろうとした時に、いきなり姫様に声をかけられた。
「あの、ステータスのこと・・・私の召喚不備だったかもしれません・・・本当にごめんなさい。」
ああ、この姫様は俺のステータスのことを、自分のせいだと思っているらしい。
「姫様のせいじゃないよ。元々は離れた俺が悪かったんだ。」
「離れた?そうだとしても謝ります、ごめんなさい。何かわからないことがあったら、私にきいてくださいね。」
「ああ、わかった。」
姫様は、いい子なんだろうな。そう思いながら部屋へと入った。
いきなり、近距離だとか言われてもわからないと思うんで書いときます。
この世界での距離の概念。(人間族間のみ有効)
近接距離=1m未満
超近距離=1m以上~5m未満
近距離=5m以上~10m未満
中距離=10m以上~30m未満
遠距離=50m以上~500m未満
超遠距離=500m以上~無限