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プログラム:22 《ジュバ ク》












早く終わりたい。



こんなゲェムなんて、いらない。



やりたくも無かった。




何でこんな下らないものに参加させられるの…?












あぁ、わたしは、早く家に帰らないといけないんだ。









そうよ。


帰ってピアノのお稽古もしなくちゃいけないし、

バイオリンの稽古だって…。




塾の宿題も、あれは確か、

ワークを2冊やってくるのよね。



それなら一日で大丈夫。


わたしなら、一日で終わる。


わたしであれば、の話。











いまのわたしはまるで別人。




優等生でいたわたしはどこに行ったの??



黒の中に閉じ込められているの。


ただ自分の叫ぶような鳴き声だけが響きわたっているの。










わたし、こんなに泣いたことってあったのかしら。


わたしの何もかもがいつも縛られていて…


スケジュールも、わたしのプライバシーも。







恋はするな、勉強だけに集中しろ。


まるでわたしはロボットだ。


縛られているばかりで、何も反抗せずこなしていた。



























わたしはいったいなんなの?






人間じゃないみたい。


ロボットね、ほんとう。


カタカタしていて、動き辛い体。


脳だって、埋め込まれたことにしか働きやしない。







他のことは何もおしえてこられなかったから。


トモダチのことも、恋のことも。






























































まだ泣いている。


いつになったら泣き止んでくれるの?


わたしが強くなったら??


なれるわけ無いじゃない。


だってもうわたしは






















ロボットナンダモノ・・・・。









































エ?



ワタシヲ自由ニシテクレルノ??



アナタハ誰???



































『悪魔』?


変ワッタ名前ネ。



鬼??



アア、アノ隠レ鬼ノコト…。



アナタガ『悪魔』





ナノデスネ??????











ワタシハ悪魔ヲ拒ムコトハシナイ。




ダッテ、

ワタシハ自由ニ


ナレルノダモノ……。




















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