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魔剣使いとハーレムと  作者: アッキ@瓶の蓋。
第9章 最終兵器な彼女

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9章4話「戻って来い、ヤヤ!」

『世界を闇に染めて、その塊を発射せよ』



 暴走したヤヤは宙を浮かびながら、空中に大きな魔方陣を作り出して黒い闇の塊を作り出していた。そして形作ったその大きな闇の塊を放つ。ゆっくりとだが、その塊は徐々に大きくなりながら、低速で地面に向けて放っている。



「私が……!」



 それをディオルーが大きな水の龍を作り出していて、その大きな闇の塊に向けて発射して当てる。しかし、その攻撃は闇の塊にぶつかってが、その闇の塊は全く持って小さくならなかった。少しは小さくなったが、その小さくなるのよりも徐々に大きくなる方が速かった。



「ボクの技を喰らってください!」



「……!」



 メンルリさんが両方の剣に光を纏わせて、そのままアトアグニさんは弓矢に魔力を纏わせて数多の弓矢を発射していた。



 アトアグニの弓矢は先に黒い闇の塊を作り出し、そして後に続くようにしてメンルリさんがその剣で闇の塊を斬る。



「本当に難しい。

 ……けれども攻撃は止む事はない」



 そう言って、ヤヤはまたしても攻撃を続ける。

 魔法の球を作り出して、放ってくる。



「いい加減に止めろよな、本当に!」



 僕はそう言って、イ・シャリを一次解放してワイバーンの両翼を出して、そのまま飛び上がる。飛び上がると共に僕は短刀でその魔法の球を切り裂いて、そのままヤヤの身体を両腕で掴む。そのままビルの屋上に押し付ける。



「戻って来い、ヤヤ!」



「……」



 何も答えずに、ただただ魔法の剣を作り上げて僕に斬りかかってくるヤヤ。どうやらまだ彼女の意識は戻っていないようだ。

 仲間だと頼もしいほどの魔力だが、この多すぎる魔力のせいで暴走していると言うのならば果てしなく厄介だ。



(自分の身に余る魔力量なんて……手に入れてんじゃねえよ、ヤヤ!)



 僕はそのまま彼女にイ・シェリで斬りかかる。

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