8章2話「「なにせ、シワコとコヨルは強いのですから」」
――――――アトアグニ・メンルリ組――――――――
アトアグニさんは弓矢を引いて、兎耳のシワコさんに向けて発射する。それをシワコは手に出してそれを防ごうとして飛んで来る弓矢に手を向ける。
「『菓子工場』、マシュマロガード」
シワコは手から白い大きなマシュマロを作り出して、その弓矢を防いでいた。
「魔法剣、ヒートブレイド!」
メンルリは愛用の剣に炎を纏わせて、さらに腕や足にも炎を纏わせる。そのまま、炎で地面を蹴るようにしてメンルリはシワコへと向かって行った。
「ピピ……。ガトリングマシン!」
しかし、コヨルが右腕の装甲を取ってガトリングガンを出して銃弾を放って、そんなメンルリをけん制していた。けん制されたその弾を、避けようとしてメンルリは右へとよろける。そしてアトアグニさんの所に退いていた。
「……このシワコさん、ケーキを出すって異能を使ってます。……本物?」
「200番台の販売ロットは、販売用にある程度改造が可能です。だからボクは誰かさんの行き過ぎた改造で、異能も出せるようにしてるかも知れませんよ?」
これが本物か、それとも偽物か。それがどちらかなんて究極的には分からない。だがそれは関係ない。問題なのはこのシワコとコヨルが、『背倉辺総合株式会社』への道の邪魔をしていると言う事である。
「ふふふ……。もう片方の方の私も、ショートケーキのように甘い術で3人を翻弄してるでしょうね?」
「ピピ……。そうでしょうね。あの2人も強いのですから」
シワコとコヨルはそう言って、高らかに笑っていた。
「「なにせ、シワコとコヨルは強いのですから」」
――――――レンラ・アスクム・ディオルー組―――――――――
「呆気ない連中だったね」
アスクムはそう言い、倒れているシワコとコヨルの2人を見てそう言った。
「「そうだったな」」
と、レンラとディオルーの2人はそれに同意するように言っていた。シワコとコヨルの2人は「うぅ……」と言っている。
「どうして……。私のお菓子異能が敗れるなんて……」
「ピピ……。冗談不明……」
シワコとコヨルの2人は、そう言って弁明を言っていた。
「アスクムの攻撃は、君らに相性が良いと言うだけですよ」
とアスクムはそう言ってニコリと笑っていた。




