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魔剣使いとハーレムと  作者: アッキ@瓶の蓋。
第6章 怪力女王と技術塔と義手男

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6章B3話「その真価を発揮するのです!」

【リストロル・ビショップ編】

「―――――――ガンスロット! アーク! ジェノサ――――――――イド!」



 ビジョップはそう言いながら、銃機ガンスロットの腕をアトアグニさんとメンルリさんへと向ける。そして、向けると共に腕の装甲が開けると共に多くのミサイルの頭が顔を出して、ミサイルは飛んで行く。



「……赤弓矢、落とし」



 アトアグニさんはそう言いながら、先端に赤い丸が付いた弓矢を数本構えて、その弓矢をミサイルめがけて射る。赤い丸が付いた弓矢は、赤い閃光となって飛んで行き、ミサイルとぶつかり撃ち落としていた。



「ライトニングドラッグ!」



 メンルリさんはそう言って、黄色い球を作り出す。球と言うよりは、薬品カプセルのような物である。そのカプセルは真ん中で電気が暴れていた。そんなカプセルをメンルリさんの前でビリビリと宙に浮かんでいたのだった。



「ドラッグ、ライフ!」



 メンルリさんは剣に魔力を注ぎ込み、魔力を注ぎ込んだ剣で黄色い薬品カプセルを弾き飛ばす。弾き飛ばされた黄色いカプセルは、ビジョップの乗る銃機ガンスロットへと向かって行く。

 銃機ガンスロットの前に黄色いカプセルは飛んで行き、黄色いカプセルは銃機ガンスロットにぶつかり、当たると共に黄色いカプセルが花開く。

 開くと共に、電気が弾け飛び、ガンスロットに電気が伝わって行く。



 伝わると共に、ガンスロットは黄色い電気に包まれて黄色い光を纏っていた。ガンスロットは痺れて行き、腕や足など身体がぶるぶると上下左右に振動する。



「痺れびれ、なのです―――――――!」



 ガンスロットに乗っているビジョップが、電気で痺れてしまって悲鳴をあげる。



 プスプスと音を上げながら、黒い煙をあげていた。けれどもそのまま、ガンスロットは変な音をあげながらギシギシと歩き始めていた。



「くっ……! 『Sliler Ganner』の弱点である電気攻撃で来るなんて……。凄い勉強家ですね、メンルリさん!」



「……」



 メンルリさんはロボットだから一応、電気で攻撃しようと思っただけである。別に『Sliler Ganner』の事を知っていて、銃機ガンスロットの弱点を突いた訳では無いのである。



「でも、ロボット物は主人公がピンチの時にその真価を発揮するのです! アークレーズン!」



 銃機ガンスロットがそう言うと共に、ガンスロットの背中から黒い目玉のような物が数体現れる。現れると共に黒い目玉はきょろきょろと動き回り、黒い目玉は一目散にアトアグニさんとメンルリさんの方へ黒いレーザーが発射される。



「スパークシールド!」



 メンルリさんはそう言って、雷で防御壁を作り出してそのレーザーを防いだ。

 アトアグニさんは黒い鋭く尖った弓矢を構える。



「……ダークレイズン」



 アトアグニさんは数本の黒い弓矢を放ち、黒い弓矢はビジョップの乗る銃機ガンスロットへと飛んで行く。そして、銃機ガンスロットに当たり、



「うわ――――――――! ……って、あれ?」



 銃機ガンスロットを貫く事無く、黒い弓矢は銃機ガンスロットの真下に落ちていた。



「ハハハ! 良し! これなら大丈夫そうです。もう1回、攻撃して――――――」



「……爆破」



 と、銃機ガンスロットが動こうとした時、銃機ガンスロットの下に落ちた黒い弓矢が激しい炎を放って爆発する。

 赤い炎が宙へと舞い散り、大きな炎が爆発によって生まれて銃機ガンスロットを包みこんでいた。



「良し! これでボク達の勝ち―――――」



「……まだ」



 アトアグニさんがそう言うと共に、



「そうです! まだ私は負けではありません!」



 炎の中から、巨大な銀のロボットの両腕と、背中に蝶のような羽を生やしたビジョップが炎を裂いて現れたのだった。

次回は新年、1月3日0時に投稿する予定です。

次回、【6章B4話「私のとっておき」】をお送りします。

では、よろしくお願いいたします。

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