表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔剣使いとハーレムと  作者: アッキ@瓶の蓋。
第6章 怪力女王と技術塔と義手男

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

60/100

6章B1話「ボクもそう思っているよ」

【リストロル・ビジョップ編】

 『雷通(らいつう)』ことリストロル・ビジョップの居るグラウンドへと、アトアグニさんとメンルリさんの2人は向かっていた。



「……ビジョップ、強い?」



「リストロル・ビジョップの事? そうだね……。ボクとしては、あまり印象は無いね」



 と、アトアグニさんの質問にメンルリさんはそう答えた。



「そう……?」



「うん。と言うか、2人の印象が強すぎるからね。

 ハトトリー・クイーンは破壊力、そしてクロノウス・ウルカニアは制覇力と割と目に見えて分かる物なのに関わらず、リストロル・ビジョップは技術力と言う目に見えない物だから。けれども、それでもボクは弱いとは思った事は無いよ」



「うん……。他の2人に比較にならないんでしょ?」



「ボクもそう思っているよ」



 そう言って2人は、グラウンドへと向かって行く。

 グラウンドに近付くに連れ、負傷している人がどんどん多くなっているのに気付いた。しかも驚くべきは、その傷。



 負傷している人には、誰一人”傷を負ってはいなかった”のである。



 これは負傷が出ないほど攻撃力が弱いと言う話では無い。

 負傷している生徒は全員、戦いを目的として戦っている者達だ。その強さは千差万別あれど弱すぎると言う事は無い。そしてこう言った戦いでは必ず傷が出来てしまう。

 そう、傷だ。リストロル・ビジョップが傷を負わさないように戦っているにしても、それはそれで自らが傷ついてしまう。そんなのは非効率すぎる。だから、普通はしない。ましてやそれをやったとしても数人で自分がやられてしまうだろう。相手は本気で戦って、本気で傷を負わせようとしているのだから。

 しかし、ここに居る総勢”50人”全員を負傷させないように戦い、勝利すると言うのは……




「あまりにも異常だね」



「……コクコク」




 自分達がこれから戦おうとしている人間が、少なくともそんなに楽観視して勝てるような人間では無いと思うアトアグニさんとメンルリさんだった。

次回は12月13日0時、投稿予定です!

タイトルは【6章B2話「銃機ガンスロット」】、どうかお楽しみに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ