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魔剣使いとハーレムと  作者: アッキ@瓶の蓋。
第3章 天才少女のお宅訪問

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3章1話「おぅ、湯加減は……」

タグをさらに追加しておきました。『ロリ エルフ』と『残念異能』です。

友達に言わせると、このペースは遅いそうですけど……。前回の投稿から2日しか間を取ってないんですけど。これで遅いってどうなんですかね?

とりあえず、思いついたら書くと言う今のスタイルを貫きたいと思います。

 僕、レンラ・バルトレンジの家は、少し大きめの家である。豪邸(ごうてい)と言わなくても僕1人で住むには少し大きい家なのである。

 つまり、別に1人や2人くらい、言えに置くくらいは余裕があるんだが、そうは言っても別に1人家に住ませる予定は無いのだが……。



「どうしようか、これ」



 僕は目の前の物体、いや襤褸衣(ぼろぎぬ)を羽織った彼女を見る。

 自宅前に居た彼女。身長はアトアグニさんより少し大きいくらいで平均より少し小さいくらいの背丈。顔や服など、身体中の至る所に泥や汚れが付いている。

 とりあえず玄関前に居られても、ご近所に嫌な宇和氏しか出してくれないだろうから、一応家に居れたのだが。



「はぁ、今日はもうマクウエに帰ったばかりだから無駄な体力を消費したくなかったんだが」



 本当だったら、お風呂に入ってカップラーメンで乾杯と言いたかったんだが。



「仕方ない。シャワーとかの使い方は分かるか?」



 コクコクと言葉無く頷く彼女。どうやら任せても良いようだ。



「じゃあ、とりあえず風呂場には案内するから、後は任せるわ。着替えとしてジャージは置いとくから。お前も男に裸を見られたくないだろ?」



 コクコクと再び頷く彼女。そして僕は風呂場に彼女を送り届けると、夕食を作り始めた。



「しかし彼女。なかなか喋らないな」



 彼女がしゃべったのはたった一言。「助けて……」と言う彼女の悲鳴のみ。

 それ以外は一言足りとも喋ったのを聞いていない。要するにどう言う人間なのか分からないのである。

 どう言った理由で助けて欲しいのか、分からないのである。それもどう言った物から助けるのかも分からない。



「まぁ、喋りやすいように少し凝った物でも作るとするかな?」



 そう言って、僕は冷蔵庫の食品を確認する。

 これならば……野菜のお浸しと焼き魚。それに今日貰った干し豚の煮つけを出すとするか。

 僕はこの家に1人暮らしだから自炊(じすい)もするのだが、あまり旨い料理は作れない。あくまでも食べられる分の料理しか作れない。

 そして、ご飯も装って置く。



 テーブルに2人分の食事を置くとほぼ同時に、彼女が風呂から出た。



「おぅ、湯加減は……」



 全部言い切る前に、僕の言葉は止まってしまった。何故ならば、それだけ彼女が綺麗だったから。

 碧い瞳に金色の長髪(ちょうはつ)を持った外国人を連想させる顔立ち。大きな垂れ目がこちらを見つめている。金色の長髪には黒猫のような髪飾りが付いている。

 僕の貸したジャージをまるでモデルのように着こなしている。襤褸衣を着ている時は分からなかったが、意外と胸がデカい事が分かった。ディオルーに匹敵するほどの大きさである。



「うん。……ありがと」



 そう言って、彼女は普通にテーブルに載った食事を食べる。



「……って、おい! 僕は君の名前すら聞いていないんだけど!」



「……ん。そうだったね。ごめんごめん」



 そう言って、彼女は僕と向き合う。

 彼女の瞳はどこまでも青く、吸い込まれそうなくらい綺麗な青色であった。



「ボクの名前は、メンルリ・シウテムカ。トラソルクエ学校の2年生。

 ボクは君にお願いする。ボクの家を取り返して欲しい」



 6月。その時間、家には雨が降っていた。



「で、どう言う事?」



「うん。詳しい事は明日話しますから、ボクは今日は眠るといたします。お休みなさい」



 ぺこりとお辞儀をして、彼女は階段で上に向かって行ったのでありました。



「……って! 話は!?」



 結局、メンルリさんはそのまま寝てしまったのであった。

 はぁー……。いったい、どう言う話をされるのか、非常に不安な僕でした。

はい。巨乳ツンデレのディオルー、ロリエルフのアトアグニさんと来まして、続きましては隠れ巨乳のボクっ娘、メンルリちゃんです。

まぁ、今度も結構面白いのを書くつもりです。

ちなみに敵としましては、面白い狂ったさんに、『どんぐりの会』のメンバー2名を予定しております。

なお、アドバイスも受け付けておりますので、ご意見の方よろしくお願いします。

以上、アッキでした。

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