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魔剣使いとハーレムと  作者: アッキ@瓶の蓋。
第0章 討伐任務
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0章1話「それが僕だ」

 ここは剣と魔法の世界、アアノス。

 そんな世界で1人の少年、つまり僕、レンラ・バルドランジは1人舌打ちした。



 肩の辺りまで伸びる黒髪。青い瞳に黒を基本色とした制服に身を包んだ1人の男性。

 それが僕だ。


「……ちっ! うざいな」



 僕は10体目のリザードマンを倒してそう言う。

 リザードマン。低級魔物の1種で、群れとなって人を襲うとかげの化け物だ。

 まぁ、弱い化け物だけど。

 僕は青色の半透明な太刀で、11体目と12体目のとかげの化け物を倒す。



「はぁ……。こんな事になったのも、あのリクミ先公のせいだ」



 リクミ・アサセナー。

 それが僕をこんな目に合わせた張本人。僕の通う学校、トラソルクエ学校の教師。

 一応、僕は真面目に学校もさぼらず、波打ち立てずを心情に、そうなるよう心がけてきたと言うのに……。そしてそれは、成功してるはずだ。



 気配を薄くして、影をなくす。居ても居なくても良いようなそんなキャラ。

 ……のはずなのに!



「何が、『少し手が足りないから、教会に巣食う魔物達を倒して来い』だ! 他のクラスメイト、ゲームにせいを出すとか言ってた奴が居るぞ! そいつに行かせろよ!」



 僕の通うトラソルクエ学校は、ミッション制と言う制度があり、そのミッションの難易度によって単位が巻きなえると言うシステムが存在する。

 まぁ、優秀な生徒が楽になるように配置されているのは、当然と言えば当然なのだが……。



「こんな低級魔物、リザードマン退治で単位3って……」



 絶対裏がある。



 そう思う僕は、むしろ何か仕組まれていると感じる。



「ちっ……。まぁ、これで教会前の魔物は全員倒した。後は中の魔物だけ……」



『キャーーーーーーー!』



 突如、教会から女性の悲鳴が聞こえてきた。



「やっぱり仕組まれてるな」



 僕は14体目のリザードマンの死体を見ながら、そう思っていた。



 僕はそのまま、教会内へと足を踏み入れた。

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