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第6話

冬になると鼻の中が乾燥してしまう滝登 鯉です。

朝起きて鼻をかむと鼻血が……けっこうショック。

ワセリンでも塗り込もうかな……

 


 互いに名前を名乗り直し、そして呼び直し。

 部屋の中には、なんだかむず痒い空気が漂っていた。


 コホンと、咳払い。サティは口元に握り拳を添えて、分かりやすく空気を切り替えた。


「本題に戻りましょう」


 言われて思い出す。この場所に呼ばれた理由が、未だ不明瞭なままだった。三姉妹とのやり取りが濃厚で、ひと段落着いたような気持ちになっていた。最初の疑問は何も解決していないのだ。


 ソファに座り直し、前傾姿勢で問う。


「本題ってのは、俺がここに呼ばれた理由についてだよな」


 サティは頷いた。


「ですが早合点しないで下さい」

「早合点ってのは?」

「最初にお伝えした『引越し』も、大切な目的だということです。ワタル様にはこれから、この部屋で寝泊まりして頂きますので」

「それはマジだったのか……」


 てっきりこの部屋に誘い出す為の方便で、用事が済めば元の部屋に戻されると思っていた。

 しかしどうして急に部屋替えなんか。これまでも不便はなかったのに。


 その疑問を予想していたのか、先んじてサティが答えを示す。


「翌日から、ワタル様には私共従者と同じ権限が与えられます。これは正式な決定です」

「それは……つまり何が違うんだ?」


 目を瞑り、腕を組み、そして首を傾げた。『正式な』ということは、ユニ王女も承知のことなのだろう。それは分かる。でも従者の権限が何を指すのか、すぐにはイメージが付かなかった。


 答えたのはロッテ。


「ワタル様はこれまで通り過ごされて下さい……大きな変化はございません」

「これまで通りってのは──」

「午前は私共と同じく業務に励んで頂き、午後からは自室にて待機して頂きます」


 ロッテの言葉を、サティが補足した。

 だがそれでは、『権限を与える』というのが言葉だけでけになってしまう。


「だからって何も変わらない、って訳でもないんだろ?」

「まぁ、城で働く者と認められた、ということです。簡単に言いますと、利用できる設備が増えます」


 セントは顔の横で人差し指をくるりと振りながら答えた。その態度は軽く、大した変化ではないことが察せられた。

『城で働く者』というのは、つまるところ……。


「来賓扱いは解消されるってことか?」

「違います」

「違うのか」

「あくまで権限は追加される形です。従者と同じ設備を使用可能となり、業務に対する給金の支払いが追加される、ということです」


 サティの修正を聞き、やっと理解が及ぶ。来賓という保護対象でありながら、従者としての権限も付与される。つまりは特別待遇だ。兼野達との待遇の差を、少しでも緩和する為の処置だろうか。それとも単にガス抜きか。

 追加されるのが従者権限のみ、という所に、俺への期待度が透けて見えた。


 しかし、給金の支払いには中々胸が躍る。なんだかんだ、この世界の通貨は未だに一度も触っていなかった。お金は世界が変わっても心にゆとりをくれるらしい。

 とはいえ来賓扱いが継続な以上、城から出ることはまだ出来ないだろう。だから労働の対価による買い物は、街に繰り出せるようになった先の未来まで持ち越しだ。


 そこまで考えてもう一つ、大きな変化に思い当たる。

 設備使用の許可。それはつまり──


「図書館の利用が可能になるってことか!」


 思わず声を張り上げ、腰を持ち上げる。そのままサティ達の顔を確認した。俺はきっと、期待に満ちた目をしているのだろう。

 代表して、真ん中に座るサティはしっかりと頷きを返してくれた。期待が膨れ上がる。だが続いて、彼女はそっと顔を伏せてしまう。


「許可は降りております。ですが大々的に王城の書物に触れることは、実質的に不可能と思われます」

「……許可があるのにか?」

「はい。ワタル様は異世界より召喚された1人として、城の中で知らぬ者はおりません。そのお立場についても」


 つまり、無能の役立たずであることは周知の事実であるということだ。

 問題なのは、この国の文化だ。スキルという、個人の技能レベルを可視化できるこの世界では、能力の優劣はもちろん、努力の有無すら客観的に判断が出来てしまう。だからか、無能に対しての風当たりが強烈だった。

 スキルを持たないということは努力を怠った証であり、この世界でも成人を意味する20歳を超えた俺は、無能の最たる者に位置してしまう。


 なんの特技もなく、食っちゃ寝するだけのプー太郎を、好きになれるだろうか。俺は無理だ。そして周囲から、俺はそう思われてしまっていた。

 勇者の称号もスキルの一種だ。それも、兼野達が最初から受け入れられた要因の一つなのだろう。せめて『巻き込まれた者』みたいなオマケスキルでもあれば良かったのだが、現実は無情だった。

 異世界から召喚されたという環境要因を、免罪符として見てくれるサティ達の方が稀なのだ。


 俺が自覚しているのと同じく、彼女達も現状を把握している。


「お歴々の方々は、ワタル様の立ち入りを許さないでしょう」


 罪悪感からか、サティは顔を伏せたまま目を逸らした。


「まぁ、それはそうか」


 ここ2週間を思い出す。教師役に頭を下げ、その度に断られ続けた日々。中でも貴族や教会関係者からの当たりは強く、そして冷たかった。無能の異世界人とは、関わりたくも無いのだろう。


 その拒絶は激しく、嫌われていることは確かだ。俺が知恵を付けようと動けば、妨害されても可笑しくない程に。


「なら実際の利益は給金だけってことか……もしかしてそれが分かった上で、扱いを変えてるのか?」

「恐らくは」

「心折りに来てるな……なんでそこまで警戒するんだか」


 大浴場や食堂などの利用は解放されるが、一番の課題である戦闘技能の習得には繋がらない。変化はあっても効果はないのだ。

 ユニ王女達も、俺が知識を求めていることは知っているだろう。再三に渡って増書を要求しているのだから。

 その上で、一度は図書館の解禁をチラつかせ、その夢が叶わない現実を突きつける。王城側は『許可は出している』と言い訳が可能な分、達が悪い。


 膝の上で拳を握る。くそッ、と。悪態が漏れた。


「ワタル様は、ここで膝を折られるのですか?」


 挑発するような言葉に顔を上げると、サティはまっすぐこちらを見ていた。ロッテは心配そうに、セントは楽しむように。

 鋭い眦に嵌め込まれた灰色の瞳が、じっと俺を映す。観察されているような、試されているような空気だ。


 はッ、と。思わず笑ってしまう。


「まさか。小さいけど、確かに前進はしてる……まだ抗うぞ俺は」


 認めよう。これは強がりだ。でも嘘にするつもりは無い。

 無能と冷遇されて、軟禁状態の生活を強いられ、希望をチラつかせる嫌がらせもされた。ここまでされたら、心が折れるより先に反骨心が燃え上がるというものだ。お前達が無能だと蔑んだ男が価値を示す姿を、叩きつけてやりたくなる。

 不明確で、計画性も無い。妄想でしか無い願望だが、心を燃やす燃料には十分だった。


「それを聞けて安心致しました」


 サティは満足そうに頷いて、珍しくハッキリとした笑みを浮かべた。慈愛に満ちた表情は、確かに彼女が『姉』であることを感じさせる。綺麗だと、素直に思った。数秒程度、見惚れていたかもしれない。


「2人とも、良いですね」

「はい……私は最初から決めておりました」

「まぁ、私もこの状況は好ましくありませんからね」


 何やら双方に確認を取り、妹達は顔を見合わせている。サティの問いに頷きを返した2人は、ソファから立ち上がると歩き出した。

 思わず視線で追ってしまう。その逸れた意識を戻すように、サティが言う。


「引越し先をこの部屋にして、正解でしたね」

「この部屋に?」


 気になる言い方だ。まるで、狙って指定したかのような。

 この部屋に、何か秘密があるのだろうか。


「ワタル様は毎日欠かさず、清掃業務に従事して下さいました。しかし備品や設備を使うには以前の部屋から距離があり、そこには無駄がありました」


 サティも遅れて立ち上がる。ゆっくりと歩きながら、言葉を続けた。


「この引越しは、移動時間を含む業務負担を減らす処置、という建前なのです」

「『建前』ってことは……他に狙いがあると」

「それを今からお見せ致します」

「あ、おい……」


 横に着いたサティに手を引かれ、ソファから立たされた。話の方向性が捉えられず、困惑する他ない。

 されるがままに、手を引かれるようにして向かう先は、この部屋の一角。一際大きく重厚な本棚の前だった。その右側には、本棚に寄り添うようにロッテとセントが立っている。


 顔だけをこちらに向け、サティが言う。


「知識が欲しいと、そう望んでおりましたね」

「ああ」


 迷わず答えた。ずっと、今も、思っていることだからだ。師を得られなくとも、せめて知識だけは。

 独学だろうとやってやる。そんな反骨心が、体の芯で燃えていた。


「それはようございました」


 サティは小さく口角を上げると、本棚の一歩手前で立ち止まる。そのまま、彼女より頭二つ分は背の高い本棚を見上げた。

 話の流れからして、この棚に並ぶ本に秘密でもあるのだろうか。もしかして、スキルに関する書物が紛れているとか。


 その期待は裏切られる──良い意味で。


「ロッテ、セント」


 頷きで答え、2人は本棚の横板に手を添える。揃って体重を掛けながら、じんわりと押し始めた。

 背が高く、本がぎっしりと詰まった本棚。動きは重々しく、鈍い摩擦音を立てながら横へとズレていく。次第に、その背に隠れた壁が──いや、小さな扉が姿を表した。


 人1人が屈んでやっと入れる大きさの金属製の扉に、ロッテが胸元から取り出した鍵を差し込み、セントが押し開く。

 壁にポカリと空いた穴は暗い闇に包まれて、奥へ奥へと続いていた。


「ご案内致しましょう。この国一番の、知識の宝庫へ」


 暗闇の先に宝があることを、サティの言葉が期待させた。



 ★



 身を屈めて扉を通り抜けた先は、最初こそ転びそうな悪路だった。しかし少し歩くと、次第にゆとりのある通路に変わっていった。石畳が敷かれているのだろう、硬質な足音が湿っぽく響く。

 足音は2つ。俺とサティのものだけだ。光源は、先導する彼女の持つランプに頼っていた。見通しが悪く、自然と互いの距離が近づいてしまう。

 そのおかげか、彼女の呟きもしっかりと聞き取ることが出来た。


「母は、この城の要職に就いておりました」


 ああ、と。相槌を返す。言葉が続く気配があった。


「職務は秘匿性が高く、重い責任が伴うものでした。母1人の身では、背負いきれない程に」


 だから死んでしまった、と。口にはしなかったが、そう言いたげだった。端的で一定のテンポで話す彼女には珍しく、声音は重く、弱い。前を向いて歩きながらも、意識は過去に向いているように思えた。


 何となく、ピンと来るものがある。


「もしかして、サティ達は──」

「流石はワタル様」


 やはり話が早いですね、と。彼女はチラリと振り返り、瞳を伏せた。

 ランプの光が波打ち、彼女の表情に影を作る。


「私共はその職務を受け継いでおります。生まれた時から、決まっていたことでした。都合のいいことに3人おりましたので」

「1人がその秘匿業務を行い、1人が通常業務を、そして最後の1人が双方のフォローを行う、ってところか」


 セントのあの疲れようは、きっと『職務』とやらの影響なのだろう。付き合いの短い俺から見てもハッキリと見てとれた疲弊。それだけ負担のかかることを、彼女達の母親はたった1人で熟していた。そして死んでしまった。

 その反省を活かした結果の、3人体制なのだろう。


「上からすれば幸運だったんだろうな。反吐が出るが」

「口が悪いですよ。お察しの通りですが」


 効率的で効果的で──無情だ。親を殺した仕事を引き継がせるだなんて。

 思うところがある筈なのに、サティの声は穏やかだった。もう彼女の中で区切りを付けているのか、それとも諦めているのか。


「見た目がそっくりな人間が3人。その中で役割を回す体制は、機密保持と業務執行の両側面を見事に安定化させることに成功しました」

「だから、1人の名前で雇用登録がされているのか」


 彼女は頷いた。

 この城にはバーデンは1人しかいない。そう言っていた理由がやっと分かった。


「実のところ、私共は初対面の際、必ず名前を伝えるようにしていたのです。誰が相手であってもです」

「俺だけじゃなかったのか」

「ええ。残念でしたか?」

「そういう特別を期待するほど浮かれてないさ」


 揶揄うような言葉を、呆れで返す。

 よくこんな話題の中で息抜きが出来るものだ。秘密を共有している現状が、彼女の心を解しているのかもしれない。


 サティは小さく微笑んだ。


「今思えば、小さな反抗心だったのでしょう。母を奪った仕事を継がされて、かと思えば己を殺すような環境に姉妹共々縛られて……きっと私共は、誰かに見て欲しかったのです。ただ、ここにいることを知って欲しかった」

「サティ……」


 何かを言うべきか、と。そう迷って、でも口にすることはなかった。俺には共感できるだけの経験が無い。安い同情しか返せないと思った。

 人生経験の浅さを痛感する。二十そこらの若造は、碌な苦労を知らずにここにいる。情けなさが拳を強く握らせて、でもそのほんのカケラ程の力も、俺は持っていない。酷く無力だった。


 なのに、こちらを見るサティの表情は穏やかだった。


「ワタル様は見て下さいました。見つめて下さいました……瞳の色を、得意なことを見つけて下さいました」


 一拍置いて、表情を崩す。ランプの光が、優しく彼女を照らす。


「名前のことも、気づいて下さいました」


 彼女は鋭い目尻を垂れさせて、甘く微笑んでいた。先ほど見せた『姉』としての笑みでなく、1人の少女としての顔だった。

 淡く染まる頬が艶やかで、思わず視線を逸らしてしまう。誤魔化すように言葉を返す。


「あの、数字を模してるってやつか」

「ええ。かつて召喚された勇者様から伝わったそうです。2番、3番、4番。補欠に次ぐ補欠、そのまた補欠。酷いものでしょう?」

「胸糞悪い」


 仮にも彼女達の名前だと言うのに、つい汚く罵ってしまう。なのにサティは笑みを崩さなかった。


「ありがとうございます」

「なんで、お礼を言うんだよ」


 パチリと瞬き。小さく首を傾げる姿が、ロッテの穏やかさとセントの幼さと重なった。

 やはり彼女達は姉妹なのだ。そして、その全員が俺よりも年若い。幼さがどこかに見えても、可笑しなことではなかった。


「いえ……そうですね。怒って下さったのが、嬉しかったのだと思います。きっと妹達も同じ気持ちです」

「そうか? 特にセント」


 悠々とした姿ばかりを見せる末っ子が、そんな健気な感性を見せるだろうか。

 しかし俺より余程その内面を知っているだろうサティは、クスリと笑みを溢した。


「あれでセントは純情です。誤魔化すことばかり得意になった娘ですが、だからこそ、見つけてくれたことに一番衝撃を受けております」

「言われてみれば、確かに……」


 正面から褒めた時、セントは頬を染めて黙りこくっていた。外見こそ姉妹でそっくりだが、最も分かりやすい反応を返したのは彼女だ。

 それで思い出す。サティは俺の2つ年下の20歳。ロッテが19歳で末っ子のセントは18歳だ。ともすれば高校生かもしれない年齢だ。健気な質を持っていても、不思議はない。

 普段のいたずらっ子な雰囲気に目を取られていたことは、反省しなければならないだろう。


 そしてそれは、サティとロッテにも同じく言えることだろう。彼女達とは、まだ出会って1ヶ月にも満たないのだ。肩越しに見える穏やかな笑みだって、今日初めて知ったものなのだから。


「私共は皆、嬉しくて、驚いて、感謝しているのです。だから、隠し名を伝える気になったのですから。ワタル様なら大切にして下さると、そう思えたのです」

「……これからは、ちゃんと名前で呼ぶさ」

「そうして下さい」


 サティ達との縁は大切にすると、俺は誓った。受け取ったものは想像以上に重たいけれど、投げ出す気にはならなかった。重くても、決して邪魔ではないのだ。


 通気口からの風に煽られて、ランプの光が小さく揺れる。穏やかに、話が移る。


「母はきっと哀れに思ったのでしょう。こうして隠し名を付け、そしてもう1つの秘密を授けてくれました」

「それが、この通路か」


 サティはランプを持ち上げ、光を高くする。照らされた壁は古めかしく、しかし寂れてはいなかった。手入れは欠かしていないのだろう。大切にしていることが見て取れた。


「先の部屋は、母が、そして私共がずっと使っていた部屋なのです」

「そんな思い出の場所、俺に教えて、いや、渡して良かったのか?」

「ワタル様になら、良いと思ったのです。きっと母も、笑って頷いたことでしょうから」


 ランプを胸の高さに戻し、彼女は再び歩き出す。表情は影になっていて見えないが、きっと穏やかに微笑んでいるのだろう。そう思えるほどに、声音は柔らかかった。


 ポロリと付け足すように、彼女は小さく言った。


「それに、私共は隣の部屋におりますから。連絡扉も設置していますので、いつでも部屋通しを移動できます」

「聞いてないんだが」

「今言いましたので」


 端的に告げられる。いつもの感じが戻ってきた。このキレの良さが何だか落ち着くのだ。柔和に微笑む彼女の姿は、どうにも緊張する。どうにも俺はギャップに弱いらしい。


 それはそれとして、お隣さんは異性との距離感としてどうなんだ。しかし、思い出の部屋から離れがたい気持ちも理解できる。何と言えばいいのか分からなかった。

 そうやって葛藤している内に、どうやら目的地に着いたらしい。立ち止まるセティの前には、扉があった。入ってきた時と同じ金属製の、これも小さな扉だった。ランプの光でテラリと輝いている。


 サティは胸元から取り出した鍵を扉に差し込むと、続いて開け口に手を添えた。愛しむように、そっと撫でるような動きだった。


「母は知恵を得る機会を与えてくれました。知識は良き友であり、共に歩む財であると」


 言って、扉を引く。先から漏れる光に一時目を焼かれるも、ぼやけた視界はすぐに焦点を取り戻す。

 彩を取り戻した視界に広がったのは、摩天楼のように聳える数多の棚。そして整然と納められた本達だった。


「メンデイン王国大図書館……ワタル様が求めたものは、ここに」


 知という宝が、そこにはあった。



お読み頂きありがとうございます。

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滝登(たきのぼり) (こい)

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