マカイネコ。
にゃあにゃあ にゃあにゃあ 鳴いていたネコさん
人差し指を付き出してみたら やさしく受け入れてくれた
腰をつきだしてきました ポンポン叩いてくださいと
焦げ茶色の背中と そして振り向いてくれた
ちょうど両胸のあたりに 虹色の鯉が泳ぐみたいな絵柄
オマエ イイヤツ デモ ダメ オレ オマエ タベル
マズ ウメテカラ ジュンバンニ チュールハイラナイ
ただの野良猫 ただの飼い猫 そうではなかったのです
まるで知らなかったのです マカイネコなんていうのは
そいつが夢のなかに、やってきたのです。




