ライブの夜に
羽柴レイは駅前の広場に立っていた。目の前には、鮮やかなネオンに彩られたライブハウスがそびえ立つ。その日、「あんあんふぃびあん」のライブが開催されるのだ。
「あんあんふぃびあん」は、ここ数年で人気急上昇中の女性アイドルグループ。その中でも、川塚える────通称「かわずぅ」は、センターとして絶大な支持を集めていた。
「かわずぅ、今日も最高のステージを見せてくれるよな!」
ペンライトを手にした羽柴は、胸を高鳴らせながら会場に足を踏み入れた。観客席は既に熱気に包まれている。彼のような熱狂的なファンが詰めかけているからだ。羽柴もその一員として、大好きな推しを応援するために声を張り上げた。
「かわずぅー! こっち向いてくれー!」
ステージの上では、えるが笑顔で手を振っている。その仕草一つ一つが完璧で、観客を引き込む力を持っていた。羽柴にとって、えるは憧れであり、日々の疲れを癒してくれる存在でもある。
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ライブはあっという間に過ぎ去った。アンコールまで全力で楽しんだ羽柴だったが、終演後も帰る気にはなれなかった。余韻を楽しみたい――そう思った彼は、少しだけ会場に留まることにした。
他の観客が次々と帰っていく中、羽柴は偶然、楽屋に向かうえるの姿を目撃する。後ろ姿だったが、間違いなく彼女だ。彼女のファンである羽柴にとって、これは偶然のチャンスだった。
「ちょっとだけ、近くで見たいだけだ。話しかけたりしないから。」
そう自分に言い聞かせながら、羽柴はえるの後を追った。彼女が入った楽屋のドアは半開きになっている。羽柴は心臓をバクバクさせながら、中を覗き込んだ。
そこで見た光景は、彼の人生を一変させるものだった。
えるが鏡の前に立ち、何やら奇妙な動きをしている。両手を広げたり、足元を確認したりと、人間離れしたしなやかな動きだった。そして次の瞬間、彼女の体が淡い緑色の光に包まれる。
「え...?」
羽柴の目の前で、えるの体が縮んでいく。髪の毛は消え、手足は短くなり、全身がツヤツヤした肌に覆われていく。そして────
彼女はカエルになった。
「な、なんだよこれ...!?」
驚きで声が漏れる。その瞬間、カエルになったえるが羽柴に気付いた。
「見ちゃったのね。」
カエルの口から、はっきりと人間の声が聞こえた。
「これは面倒なことになりそうね。」
そう呟くカエル────いや、える。その目は羽柴を鋭く見据えていた。
すんませんネタです。ChatGPTに変な設定の物語を書かせたかっただけなので続きません。あ、でも面白かったら誰かこれもとになんか書いてくれないかな。別にこれが原作とか言わないでいいから。