表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

その訴え棄却します→逆提訴されるぞ

数ある作品の中から拙作をお選びくださり、ありがとうございます(^人^)


ジャンルに迷いました( ̄~ ̄;)

恋愛も魔法も特別は出て来ませんm(_ _)m



訴え

 あの人達は私を使用人のようにこき使うのです。

 家事全般は勿論、屋敷周りの手入れも私が煩いくらいに訴えてもなかなか動いてくれません。私の家庭栽培で育てた野菜を奪っていくし、酷いと思いませんか!?





⏫⏩️⏬⏪️⏬⏪️⏬⏩️


他の住人の証言その1

 ああ、あの人ね。

 なんか勝手に問題行動ばかり起してますよね。

 正直迷惑。

 私、仕事の締め切り間際になるとほぼ徹夜になるって言ってんのに締め切り間近になると屋敷がどうたら植木がどうたら草取りがどうたら皇后様の貴重な薔薇が邪魔だとか、なんかあの人頭オカシイ。

 本当(ホント)、迷惑! 音が逃げてく!!

 どういう伝であの人この屋敷に間借りできてんの?

 庭師さんが心配。




他の住人の証言その2

 うあーぁァ………また貴重な休日が潰れていくぅ(大泣き)

 は?(泣き止む)……あーはいはい、あの人ね。あの頭か心を病んでる人。

 自分はシンデレラ並みに可哀想とか、いつかは、ってブツブツ呟いてる人。

 他の部屋の色んな作家さん達なんて可哀想ですよ。(もろ)あの人の被害者。絵とか文字とか音とか、私には生み出す側の感覚や苦労は分からないけれど、私は労ってあげたいなって思う。けどあの人は真逆。みんな目の下に真っ黒な隈こさえてるのに、容赦無く重労働に駆り立ててくんですよ! 自分の事は自分で。屋敷の事は大屋さんへ。そう決まってるのに……。

 何あの悪魔。庭師さんぶっ倒すし。


 あ、庭木の一件、詳しく調べた方がいいですよ。




他の住人の証言その3

 眠い……眠らせて……。え? あの人に対する証言?

 もうヤダ……このままじゃあの人に殺されちゃう。

 あの人、創作の源泉とも言える皇后様の薔薇抜いちゃうし。

 ショックで庭師さん倒れちゃうし。

 庭師さんがお孫さんの結婚式で留守にしている間に薔薇全滅させて野菜植え出したんですよ。

 正気じゃないわ……。

 一応だけど、できるだけ抜かれた薔薇は丁寧に処理して庭師さんに預けたけど、助かった薔薇どれだけあるのかしら?

 一本でも助かってるといいな。


 けど、ここの大屋、何考えてんの?何であんな変質者に部屋貸してんの?




他の住人の証言その4

 芸術は爆発してなんぼじゃ!

 あの人の性根は既に爆発している!

 だって、ねェ……?

 ここの住人は全員下宿だよ。なのにあの人何でかこのお屋敷私物化してるし、意図的に抜くとか切り刻むとかしたら不敬罪になる貴重な薔薇抜くし、あの人は私の比じゃない。あ、間違えた。私はあの人には並び立てない。だって私は人間のまま芸術爆発狙ってるから。芸術の感性以外は爆発させたくない。

 不敬罪もそうだけど、庭師さん倒れても我関せずとか、人間辞めてない?


 あ、庭師さんはこっちで手当てして、お医者さんにも診てもらったよ。

 暫く安静にしてれば回復するってさ。

 良かったよ。






⏫⏩️⏬⏪️⏬⏪️⏬⏩️




 調べた結果、貴方からの訴えは棄却します。

 って言うか、逆提訴されても不思議じゃありませんよ。


 それ繋がりと言うか、一応の別件扱いでいいのかな?

 ちょっと署まで御同行お願いします。


 え? 野菜? せめて弁償代が欲しい?

 その場合は賠償金とか慰謝料じゃないかな?

 どっちみち、おたくさんの野菜は屋敷の共有地の物なので、無理ですよ。

 野菜は皆さんの所有物扱いです。


 それよりも、貴方が抜いて全滅させたとかいう薔薇が問題でしてね。

 たぶんですけど禁固刑になると思いますんで、お覚悟を。








恋愛も魔法も歴史も絡まないけど、一週間くらいしたら引っ越します。

童話→ヒューマン→ローファンタジー→異世界   の予定m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ