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雨に濡れたアスファルト

作者: 朝焼 悠
掲載日:2021/11/22

雨に濡れたアスファルト

その上に落ちた

イチョウや紅葉

ハナミズキの葉なんかが

押し花みたいに張り付いて

どこにも光源なんてないはずなのに

光って見える


今年もこの景色を

二人並んで見られると

寄り添って歩けるのだと

勝手に思い込んでいた


僕は一人で傘を差しながら

この並木をフラついている

目的なんて何もないのに

足がむくのは

君との思い出の場所ばかり


いつもと同じだと思ってた

小さな諍い

またいつもみたいに

どちらからともなく

ごめんねって言い合って

すぐに照れ笑いして

当たり前のように

また続いていくと思っていたのに


僕のどこが悪かったのかも

教えてくれないまま

突然いなくなってしまった君


他に好きな人ができた

もう嫌いになった

そう言ってもらえたほうが

よっぽど楽だったのに


このまま進むと

もうすぐオープンテラスのある

レストランが見えてくる

何年か前のこの時期

予約してまで二人で食べにきたっけ

またこの時期に来ようねって

約束してたのに


去年は無理だったから

今年は行けたらいいねなんて

話していたのに


降り続ける雨

濡れたアスファルト

その上に張り付いている落ち葉たち


木から落ちて

雨に濡れて

人や車に踏みつけられて

それでも

手を繋ぐように

重なり合っている

そんな落ち葉たちが


今の僕にはとても

羨ましく見えるんだ

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― 新着の感想 ―
[良い点] ぐぬぬぬ…汗 んなときも…ありますですよね~…。あるある…。汗m(_ _)m フィーリングとか…合う合わんとか…汗m(_ _)m いや、もっと、深い事情が、あるんすかね…。 好きなんだけ…
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