冷たい温度差
掲載日:2021/01/09
心の距離が芽生えた。
虚しさしか、そこにはない。
言葉なんて、言霊の力だのなんだのいうけれど、
肝心な時には役に立たないただの音だ。
伝わらなければ、ただの音だ。
ただの、無意味な、ノイズだ。
なんでだろう。画面越しに芽生える錯覚感。
言葉を発し、こちらの気持ちを伝達しようと試みているのに、
何もかも私にしか聞こえないみたいだ。
全てが、まるで通用しないような壁を感じる。
というか、ほら。
聞いちゃいない。
全く、関心がないのだ。
だからお互い、ながら作業で喋っている様だ。
悪循環のループは日に日に加速している。
距離は物理的ではなく心理的に、私たちを遠くへ切り離していく。
なぜ、こうなってしまうのだろう。
なぜ、早くに対処できなかったのだろう。
後悔したって、言葉で巧みに弁解したって、
もうそれらはゴミのように無意味なのだ。
言葉の効力にも有効期限があった。
態度で示そうにも、手の届かない距離にいるんじゃどうしようもない。
ああ、またか。
冷たい温度差だ。
私が苦手な、冷たい温度差。
なぜ、なんてもうとっくにどうでもいいんだ。
だって、もう届かない。
理解し合えない。とっくに向こうは、
彼らには理解できないんだろうとそっぽを向いた結果がこれだ。
原因なんて、探ったところで何になるんだ。
次回に活かす?甚だしいにも程がある。
次回なんてないのにさ。




