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特性

「だ、ダメだこれ……」

 

 あかん、これソロプレイ絶対無理なやつだ。

 どんなに可能性が低くても誰かに連れていってもらうしかない。

 だが、俺を連れて行くって言う事は臭いわ汚いわ魔物をひきよせるわの3重苦なんだが……


「えぇい。考えてもしょうがない! 誰か! 誰かいませんかー!!」


 だがこんな何もない平原に都合よく誰かが通りがかるはずもなく。

 30分ほど時間だけがむなしく過ぎていった矢先、ヤツは現れた……


「こ、こんにちわ……」


 望まれざる来客は青く透明な軟体のボディ。そう、ゲームによくでてくるあれだ。

 一般にスライムと呼ばれるソレは緩慢な動きでのそりのそりと近づいてくる。


「ぼ、ぼく悪いうんこじゃないよ。仲間にして欲しいな」


 するとヤツの動きがピタリと止まる。もしかすると話が通じるのかもしれない。

 そう思っているとヤツはブルブルと震えたあと……がばっと体を広げて覆いかぶさってきた。


「く、食われる!?」


 見るとHPがどんどん減っていく。もうダメだ! そう思った次の瞬間。

 スライムのやつが体を茶色や紫に点滅するかのように変色させてもがきだした。


 まさか腹壊してんのか? ざまぁみろ。落ちてるうんこなんて拾い食いするからだ。


 スライムはしばらくもがき苦しんだあと、デローンと溶けて動かなくなった。

 頭の中でファンファーレみたいな音がなる。


◇◆◇

 うんこ レベル2

 HP 42/42 MP 6/6

 ちから 1

 たいりょく 4

 かしこさ 6

 すばやさ 2


 スキル 食い物にされる敗北者ルーザー・ルーザー


 スキルポイント 1

◇◆◇


「あ…………動ける……」


 どうやら素早さが0じゃなくなったんで動けるようになったらしい。


 いいぞ。出だしは最悪だったがこれからはもう流されるだけのうんこじゃない。

 自らも足を使って相手を翻弄する新しい時代のうんこだ。


 そして俺は次なる獲物を求めて平原を彷徨いだした。

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