激突! 世界最強のうんこ
~魔王城最深部~
ついに魔王の城に乗り込んだ俺だったが、結局グラウディスより強いやつは見つからなかった。雑魚どもを蹴散らして最深部へ向かう。
「よくぞ来た勇者よ」
「お前は……っ!」
そしてついに魔王と対面する。
「…………うんこじゃねぇか…………」
そう、やつは……うんこだった。
「もう500年にもなる。私もかつて勇者として召喚されたのだ。この不完全な体でな」
そしてうんこは語りだした。
「王家の連中は約束した。魔王を倒せば姫を嫁に出して次の王様にすると……そして俺は先代の魔王を倒した。だがやつらは裏切ったんだ! 「うんこと結婚なんて絶対嫌!」ってな……」
まぁそりゃ嫌だろう。夜の営みとかとんだ変態プレイになるじゃないか。
「先代魔王との戦いで力を使い果たしてしまっていた私はあっけなく奴らに敗れ……そして500年の時を経て復活した。今こそ奴らに復讐する時。さぁ、うんこよ我と共に来るがいい。人類に味方しても決して奴らはお前を受け入れはしない!」
奴の言う事は最もだ。このまま魔王を討伐したところで人類は俺の味方にならない。だがそんな事はどうでもいい。
「知らねぇよ。人類とか魔族とかどうでもいい。ただ、俺は……こんなうんこに気をかけてくれたほんの一握りのクソ野郎共のために戦うだけだ」
臨戦態勢をとる。かつてないほど運気が高まるのを感じる。だが
「フッフッフ……お前ならそういうと思っていたぞ。ならば見せてやろう。運気の……真髄と言うやつを」
世界が歪む。床も壁もみんなうんこになる。
「なっ! これは!」
「貴様も運気を使えるのだろう? だが、所詮召喚されたばかりの新米のうんこ……運気には覚醒と言う更なるステージがある」
「お、おぉぉぉぉぉ!?」
「皇運功……絶界!」
「ぐあぁぁぁぁぁぁ!」
体が目に見えない炎で焼かれる。
なんと言う圧倒的なパワー。これが……魔王の力!
「おぉぉぉぉぉ!」
身を焦がされながら形状を変化させる。
「俺は……ただのうんこじゃない……旅の途中で出会った色んなクソ野郎達の思い出が詰まった……世界一カッコ良いうんこだ……」
「今更なにをしようとヤケクソに過ぎんぞ! このまま消え去るが良い!」
巻きグソの頭と尾を繋げ、一本のリングになる。
「これが……ひとつなぎの……」
全身から光が溢れ、皇運功の世界を打ち破る。
「大うんこだぁぁぁぁぁ!!!」
「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
光に包まれ魔王がとけていく。
「う、うんこじゃ……ねぇ……か……」
こうして魔王は倒れ、世に平和が戻った。




