②
私は世界で一番猫が嫌いだ。
自分の半分が猫で出来ているなんて認められない。
なぜならば――――猫は働かない。
ヒモだ。
役立たずだ。
自分の都合で周囲を振り回す。
努力によって社会で認められたい。
「前世」の自分はそう思っていた。
人に優しくする。
誰かの欠点も受け入れる。
道徳を守る。
正しいことをする。
そうすればきっと幸せになれる。
頑張れば、居場所は手に入るものなのだと。
なのに猫は……。
私の気配りを無にしては、ひっくり返して崩壊させる。
必死の努力の成果より、やつらの媚びが上だとされる。
自由気ままで、勝手で、無責任で。
可愛ければ全てが許されると思っている。
だけど……いや、それよりも。
猫を好きな人間は――――。
輪を掛けて大大大っっっ嫌いだった。
『ミカンちゃんはかわゆいでちゅねー。なんでも貢いじゃうよー。給金はミカンちゃんの黄金の爪とぎに使っちゃったから、チユの指輪は待っててね?』
『チユ、愛しているよ。チユしか愛していない。騎士団の仕事辞めちゃったけど、チユなら助けてくれるよね?』
『ねえ仕事遅いよー。待ってたよー。早く僕とミカンちゃんのご飯作ってよー』
『チユ、死なないでよー! にゃんこハウスの借金が払えないよー! まだ籍入れてないから配偶者控除もしてもらえないよー! あ、ミカンちゃん駄目だよ。今近づくと血が付いちゃうよ。ばっちいよ?』
前世に居たはずの家族のことは、もう思い出せない。
あまり居心地は良くなかった気がする。
過去の「私」を死に追いやったヒモ男のことも、断片的にしか思い出せない。
ただ……奴はすごく美形であったなあ……という印象と、元凶の面だけは覚えている。
面食いだった愚かな前世を、恨んで憎んで早十七年。
おかげ様で王太子やリカルドのような美形顔は、嫌悪感と共にじんましんも出る。
出会った頃のミー先生に、
「じんましんが出たので、自分の体質に合いそうな十味敗毒湯(※)をください。自己判断では風湿熱の証(※)だと思うのですが……」
と頼むと、小さな前足で加味逍遙散(※)を押し出してきた。
加味逍遙散。
ふらふらと逍遙する愁訴に効く逍遙散に、イライラに効く生薬を足した方剤だ。
ストレス疾患に使う有名な処方で、幅広い症状に使える。
つまり私の病気は心因性。
まずは落ち着けということらしい。
薬なので、直接疾患を治すことは当然できる。
けれど、病気とは患部だけの問題ではない。
病気を悪化させている原因を緩和することも大事。
漢方では心と体を同時に治療することが多い。
標治(対症治療)と、本治(原因治療)。
標本同治という考え方になる。
「先生、最近肩こりがひどくて」
「み。(加味逍遙散)」
「ちょっとお通じが……」
「み。(加味逍遙散)」
「先生……またお代をもらい忘れましたね!」
「…………み。(加味逍遙散)」
「何でもかんでも、私に加味逍遙散を与えれば済むと思って!」
「みっみっみー!」
怒る私に上目使いで逃げつつ、更に製剤棚から怒りの漢方・抑肝散加陳皮半夏(※)を取り出し、ふわふわのおしりとしっぽをこちらに向けながら、ずりずりと運んできた先生を捕らえ、ピンクの肉球をもみもみして抗議した。
もみもみもみもみ。
にゃんこもちのように柔らかかったが、許さん。
――――話がそれた。
だがまあ、もうそれは良い。
私はすでにミー先生に出会い居心地の良い職場を得た。
漢方という新しい医術を磨いて、自立して生きていくのだ。
男に振り回される人生はもう二度とごめんだ。
……だけどひとつだけ。
心残りで鮮明な記憶がある。
死ぬ寸前に、「私」の鼻を力一杯噛みやがった奴の飼い猫。
ぶちゃいくな顔。
態度も図体もでかく、四肢もしっぽも白く太く。
世話をしてやった私に爪と牙しか返さなかった、怠惰でデブな黒縞猫。
(――――ミカンめ)
もしもアレが同じ時代にこの大陸に生まれていたら――――綺麗に捌いて、楽器の皮にしてやるのに!
……というわけで。
大変長い説明になったが――――私が猫も、顔の良い男も、反吐を吐くほど大嫌いな気持ちが伝わっただろうか。
ミー先生に師事して三年。
穏やかな職場を得たことで、私は変わった。
恨み辛みを抱えて生きてきた私も、初めてこの世界で恋をしたのだ。
働き者で、真面目で、一生懸命で。
だからこそきっとすごいブサイクな。
とっても素敵な猫人に。
◇◇◇◇
薄茶の厚紙の箱。
彼曰く、人見知りらしい。
人に見せるような顔じゃ無いから……と、以前に言っていた。
蜜柑箱をいつもかぶった、一見正体不明な彼。
だけど仕事はとても真面目にこなしている。
雨の日も風の日も。
猫人が絶対に外出しない雪の日にだって。
彼はニャーン商会の荷物を運んでくれる。
頑張る猫人を気にするようになったのは、三年前のこと。
生まれた頃から、うっすらと過去の記憶があったせいか頭は良かった。
むしろ天才猫ともてはやされた。
転生補正を自覚していた私。
育てば凡人と言われぬよう研鑽に励み、猫貴族大学を飛び級し、最先端の学問があるケンネル王立大学とドラゴニア国立大学に留学した。
目標は国政改革。
特に猫の怠惰さを直すために、勤勉な人種に指示したのだ。
そして意気揚々と帰還。
王宮に飛び込んで――――大失敗をした。
猫の本質を変えようなんておこがましい。
結果としてはそういうことになるのだろうか。
あらゆる猫的な壁にぶつかり、試みはことごとく失敗。
最終的に「みんなスコティッシュ家の令嬢にやらせればいい」と評判が立つ。
私の目の前には書類と苦情と要望の山。
周りの猫はねこちぐらの中。
堕落猫たちは、総ヒモ猫となってしまったのだ。
泣くに泣けなかった。
ふらふらになったある日。
王宮の小さな裏庭で子猫の姿になる。
山積みにした書類の上で、へちょりと突っ伏した。
「みゃ……」
疲れた。
しっぽは項垂れ動かない。
蒼銀のふわふわした毛が手直し文書の上に広がり、当初はぴんと張っていたひげもしおしお。
コースターのように平たくなってしまった。
「みゃ……」
こんな国捨てて、素敵な氷の女王様のいる隣国に亡命しようかなと頭によぎったその時――――。
「うなーお」
太い声の《三日月蜜柑》の箱が、現れた。
当時ニャーン商会に勤め始めたばかりだったという彼だ。
白いクリーム入りにゃんぱん。
それを連想させる太めの前足が、下からちらちらと覗いていた。
にゃんぱん前足は、ずりずりと箱を引きずりながら歩いてくる。
へちょりと潰れて顔も動かせない私の前で止まった。
そのままじっと動かない。
『……』
つぶれた私も動けない。
『……何か用?』
「うな」
太めの前足は、箱の中に引っ込んだ。
そして――――橙色の大きなボールを中から出して、大きな肉球でぺいっと書類の山の下に転がしてくる。
当時の私は漢字が読めなかった。
なので箱の横の名前は分からなかったが、大きな橙色のボールには見覚えがあった。
楕円の丸で少しぶつぶつした外見。
てっぺんに緑のへた。
ドラゴニア王国の王都で、兎人が路上販売していたそれ。
中身はジューシーで美味しいが、皮が猫人や犬人に嫌厭されている、ミカンだった。
旧大陸時代————魂がより猫よりだった時代。
消化・代謝できない猫毒の一種として扱われた食べ物の一つが、ミカンの皮。
現在はどの変身人種も過去に毒だった食物を多く克服しているが、苦手なものは苦手なのだ。
腐敗を思わせる酸っぱい香りも、猫にとってあまり好まれない。
(前世の「私」はミカンが大好物だったけど…猫人女性にミカンをあげるってどうよ)
私の蒼い目が座った。
「なーお」
『何よ。私にまずいミカン皮を食べろと? 腹でも壊せというの?』
「ぶみゃ!?」
箱猫は慌てた。
謝罪しながら、ずりずり駆け寄ると、かぽっとミカンに箱をかぶせる。
ぷしゅっ。
不吉な音と同時に「みぎゃっ」という悲鳴。
ミカンの皮を割いて皮汁爆弾を受けたようだ。
ゴロゴロガツン。
ぴったんびったん。
悶えたしっぽが箱の中であちこち激突しているのだろうと、何となく分かる。
箱の中の嵐が落ち着くことしばし。
やがて箱の上の合わせ目に隙間ができ、太いにゃんぱん前足がそそそ、とみかんの中身を押し出してきた。
白いにゃんぱんの毛並みが黄色く染まっている。
……あくまで私にミカンを食べさせたいらしい。
じ~。
ひたすら箱奥から視線を感じる。
沈黙がきついし、なんとなく気まずい。
どうやらこの猫人は、あまり頭が良くないようだ。
本来宮廷の猫人の男は、頭が良いというかずる賢い。
特に女扱いが上手い。
どの女性にも甘い言葉をささやき、宝石やお菓子、花をプレゼントする。
猫的な貢物として鰹節や、大人の女性にはマタタビ加工品などツボをつくラインナップを用意する。
その金の出所は本人の財布ではない場合が多いが……それはともかく。
女子受けを狙った行動は実に的確だ。
だけど、この太いにゃんぱん前足の持ち主は。
野太い鳴き声。
プレゼントの選び方。
……どうにもイケ猫である気がしない。
宮廷でぶちゃいく猫は、肩身が狭い。
だから箱をかぶっているのかなと同情しつつ、せっかく鼻を犠牲にして剥いてくれた獲物を、有難くいただくことにする。
億劫そうに態勢を変えずに前足をちょいちょいと伸ばし、ちっちゃな爪でミカンをひと房引っ掛ける。
はむ。
小さな牙を立てて食べた。
のどが渇いていたのか、溢れる果汁が体中にじんわりと染みていく。
……懐かしい味がした。
旧大陸が繁栄していた昔の……うっすらと残る食卓の味。
あの頃は幸せだったような気がする。
もう殆ど覚えていないけれど。
私がぼんやりもきゅもきゅ食べる様子を、箱猫は箱の隙間からじっと見ていた。
会話はない。
最後の一房を食べている時。
リカルドが『団長探しましたよ』と猫の姿で現れた。
のしのしと歩いてくる黄金巨大猫。
ライオン家は、王家と張るほど猫時の体がでかい。
しかし箱猫は慌てない。
リカルドの大きなふさのついたしっぽを認めると、「なーお」とひと声鳴いて、ずりずりと箱を引きずり去っていった。
『レディ。私たちの団室に帰りましょう』
黄金巨大猫のリカルドに首を銜えられる。
優しい甘噛み。
ぷらーんと伸びる後ろ足。
リカルドが人の姿で来なかった理由。
それは、私が落とした書類を拾いたくないからだ。
拾った仕事は自分のものに出来るコタツ王国文化。
なので落とし物の取得率は異様に低い。
私は知っている。
ぷらんぷらんと後ろ足を揺らす道のり。
団長職を押し付けた張本人に尋ねる。
『リカルド。あの方はどなた?』
『……』
『リカルド』
『……ニャーン商会の新人でしょうね』
『そうなの……』
『……気になります?』
『そうね。箱だし』
うん、箱だ。
箱だから気になるのだ。
そう思うことにした。
『ならば詳しくは本人に聞いてください。ニャーン商会の者は皆王家の承認を受けた、身元確かな猫ばかりですからね。ちなみに彼らの賄賂技術はコタツ一です』
『ちょっと! 私たちは騎士団でしょう!?』
『ははは。猫ジョークですよ』
軽く斜めに私への回答を濁すイケ猫。
いつも飄々と無責任なこの男は、下卑た本音しか話さない。
真面目な本音は闇の中だ。
深く聞いても無駄である。
吊されてぷらんぷらんとゆれる蒼毛玉の私は、再び箱猫に会おうと心に決めた。
ミカンのお礼もしなくてはならない。
(あの人は猫人の男なのに、一緒にいて不思議とイライラしなかったな)
ぷらんぷらん。ぷらんぷらん。
初めて異性に心を揺らした瞬間だった。
――――その少し後。
とある事件の末に。
私は宮廷を追い出され、実家からも半分勘当されたような形で実家に帰った。
正真正銘のクビである。
帰宅すると、父公爵からそっと出された「結婚」のカード。
当然私は叩き落とした。
ふーふーとしっぽと毛を立てて扉の前で興奮する娘を前にして、「だよねー」と肩を落とす父上。
過去の私の行動を、止めもしないが認めもしなかった父公爵。
だけど他の貴族猫よりも、ちょっとだけ野心はあった。
長方形のお見合いカードには、
「ミカン・コタツ王太子」
「リカルド・ソリタリオ・ライオン」
「リュカ・ノアール・レオパード」
など、猫人女性にとっては憧れの、私にとっては忌まわしき顔だけハーレム野郎のそうそうたる顔ぶれが書かれていた。
じんましんがぶわっと現れる。
私は痒さに耐えながら、ちっちゃな爪でバリバリとカードをボロボロにした。
猫人に政略結婚はない。
男の周囲は常に奥さんと子供でいっぱいだし、養子にも事欠かない。
たまに父公爵の様にちょっと野心の強い猫貴族が考えるくらいだ。
珍しく一人っ子の私は珍しいが、従兄弟はいっぱいいるので跡継ぎに困らない。
ちなみに……ハーレム婚は合法である。
コタツ法第三条
「愛余る猫は愛を等しく分けられる限り、制限無く夫または妻を娶ることが出来る」
ここでは「等しく」がポイントである。
全ての異性を平等に愛せる者がいようか?
恋愛結婚であるならば、当然嫉妬は存在するし、マウンティングなどは必ず起こる。
ハーレム同士で仲良くなれば良い?
どこの精神病患者だ。
妄想も大概にしろ。
自己とは他人との比較で存在する。
≪我、白猫を見て自分の毛皮が灰色と気付く。我、灰色猫だった≫
は、有名なニャカルト先生の言葉だ。
ハーレム婚に成功しているのは「コタツ王国一のジゴロ」の異名を持つ、現国王くらいだろうか。
半端無いフェロモンと行動力を持つ色気まみれの男。
あそこまで行くと文句を言いようがない。
ただ避けるのみだ。
しかし、他の猫は――――駄目だ。
ヒモ猫だらけの猫人イケメン貴族社会。
連中はたかり屋であり、怠惰であり、無責任であり、不誠実にしか見えない。
そのせいか、私は王宮で遭遇する度に、不器用な箱猫が気になるようなったのだ。
出会う度にミカンをくれる彼。
やがてミー先生に出会い、箱の≪三日月蜜柑≫は「三日月村で取れたミカン」という意味だと知った。
兎人の里産ではなく、滅多に手に入らないミー先生の故郷のミカンだった。
……彼は自分の大好きな物を譲ってくれたのだ。
思わず胸がときめいた。
やがてミー先生の千紗漢方堂にも荷物を配達に来てくれるようになった彼に――――狂喜乱舞したものだ。
終業後。
ミー先生に隠れて倉庫に入り。
後ろ足で踏ん張って立って。
「みゃっみゃっみゃっ」とこねこ踊りをしてしまうほどに。
今、裏口の玄関で見上げている彼。
相変わらず箱をかぶっている。
「他には何か注文ありませんか?」
『前の陳皮はミカンの干しが足りなかったので、もう少し古いのがあると助かりますね。ちゃんとお腹に悪い成分が抜けたもので』
「かしこまりました。しっかりと先方に伝えます」
働き者だから、きっと顔はイケメンからほど遠いのだろう。
穏やかで優しいから、きっと顔の左右のバランスが崩れているに違いない。
ミー先生も信用し、店のおばあちゃんたちにも好かれていて、毎日ちゃんと仕事をしているから――――きっととんでもなくブサイクに違いない。
――――彼は絶対にブサイクに違いない!!
高まる心臓。
蒼白毛のふわふわの毛はふんわりと広がる。
(蜜柑箱の君ー!)
私は心の底から男性として魅力的な彼を褒め讃えた。
「……さん。チュールさん」
『はっ』
「呼び鈴がなっています。患者さんが待っていますよ」
妄想が行き過ぎていた私は、慌てて人の姿に戻った。
蒼銀髪をまとめながらカウンターに戻る。
そこには復活したリカルドがいた。
他の騎士団員は好奇心が満たされて帰ったのか、すでにいない。
棚も無事だ。
隙間を求める猫の図体によって破壊されてはいなかった。
自称副団長はカウンターにもたれかかり、昼寝モードから戻らないミー先生のピンクの肉球をツンツンしながら、私を待っていたようだ。
彫刻のように整った横顔。
形の良いあごには立派な痣が出来ている。
「あごは……悪かったわね」
「いえいえ。魚のけりぐるみを蹴るよりも優しかったですよ。ところで、そろそろこの先生を起こしても宜しいでしょうか」
「折角幸せそうに寝ているのだからやめてあげて」
にこにこと先生のピンクの肉球をツンツンし続ける男。
なぜ帰らないのだと訊ねる。
「患者ですから」
「誰が」
「私です」
笑顔で男らしく節だった指を自分に向ける。
たてがみのような黄金の髪は艶々。
顔色も良く、琥珀色の目もキラキラと輝いていた。
「……どこがよ」
「チュール。病気を見た目だけで判断してはいけません。私は重症なんです」
「自分を重症と言いたがる患者ほど怪しかったりするけど……どこが問題なのよ」
恋の病などほざいたら半殺しにしてやる。
それでも心配そうに近づく私に、彼は今日の天気を話すように打ち明けた。
「余命、半年だそうです」
一瞬。
気が遠くなる。
あくまで笑顔のリカルド。
美しい顔が、まるで本当の彫刻のようだ。
後ろから「チュールさん。保管用の伝票を忘れていますよ」と蜜柑箱の君が歩いてきた。
美形の笑顔と、素敵な男性の足音と、心臓の音。
見下ろすと、ふんわり丸い、二本のしっぽの白毛玉。
(先生……起きてくださいませんか!?)
私はすぴすぴと腹を上下させる先生を、上下左右に振ってたたき起こしたくなった。
漢方医学解説
【風湿熱】
病態表現の一つ。風(外からやってきたもの、主に患部が表層であることを示すことも)、湿(体内の水分が偏っている)、熱(患部が熱を帯びている状態)の複合体を意味する。
【証】
そういうタイプ、という意味合い。
【十味排毒湯】
風湿熱と限らなくとも、広く皮膚トラブルに使われる。
【加味逍遙散】
スコ嬢のように文句の多い人に使う。ストレス薬。
【抑肝散加陳皮半夏】
スコ嬢が怒りでキレそうになった時に使う。普段は繊細な、激しやすいチワワのような方によく効く。