始まりの封筒
あぁぁぁぁあ知り合いに見られたら恥なよ塊ですねこれ(//∇//)
しばらくは不定期投稿の予定です。
私はカエデ。本名 鮎沢 楓。
VRMMO【Garrison State Online】...通称GSOで三国の一つ紅霞王国の王をしている。
身長が149cm(現実では144cm)と低いのがコンプレックス。キャラクター作成で身長は±5cmまでとか決めた運営をぶん殴ってやりたい。
GSOは3つの国分かれて戦うPvPメインでPvE要素もあるゲームだ。
仲間同士の繋がりが強く、チームプレイに長けているのが強み。私の率いる《紅霞王国》
身長180台の長髪黒髪のイケメン。参謀タイプでその頭脳を活かして戦う。片眼鏡がトレンドマークの【クロノス】率いる《アテーナー帝国》
身長は165cmと低めだが私の少し苦手なボディービルダーの様な筋肉の塊。戦いにおいても自ら前線で味方を鼓舞する拳で語るタイプの【ジン】率いる《アンラ帝国》
それぞれの国が北海道ほどの島を持ち、それが三角に1500kmほどの間隔で位置している。
そしてその真ん中に四国ほどのサイズの中央島が存在する。先月頃からアンラ帝国が中央島の勢力を伸ばして来ていて対応を考えているところだ。
「はぁーっジンは最前線で楽しんでるんだろうなぁ」
昔は私も最前線で戦ったものだが最近はユーザー人口が増えたこともあり|拠点(城)で執務ばかり...執務も執務で楽しがたまには自ら戦闘もしたいものだ。
「えーとなになに...…『10式戦車の追加配備の申請』『夏のイベントに向けた資材の貯蓄について』『親衛隊選抜トーナメント』」
そうかもう春も終わりだもんね...…大学生活も慣れて来た頃だし。もう親衛隊選抜トーナメントの時期が来たのか...
親衛隊選抜トーナメントとは紅霞王国で毎年夏と冬に行われる恒例化して来たイベントだ。訓練も兼ねて行われて8人の親衛隊が決まる。
「楽しそうだからいいんだけど...なんか鬼気迫るものを感じるんだよなぁ今回はアンラ帝国の動きもあるし前線に支障が出ない様に注意してもらわないと...…えーと次は...…あれ?どこからだろうこの手紙」
昔ながらの洋型封筒に赤い蝋で封蝋がしてある。
透かして見ても紙は1枚しか入っていない。宛名は私宛だか宛先が見当たらない。
引き出しからペーパーナイフを取りだし封を開けた。
そして中から紙を引き出した瞬間------
凄まじい光に包まれ意識を失った。