他界した祖父の記憶が私にある話
今回お話する内容は私が作った物語ではなく、私自身の話、つまり実話です。
信じがたい話ではありますが、お読みになっていただくみなさまに嘘をつくほど腐った人間ではないです。
フィクションはフィクション、実話は実話と一言添えていきます。
みなさまは亡くなった人の記憶が頭によぎったり、ふと幽霊らしきものが見えたりすることはありますか。
今回は私の人生の一部をお話しします。フィクションだと思いながらお読みになられても構いません。
私がだいたい幼稚園から小学生に上がる頃のことでした。ある日の晩、家族団欒していた時に父がほろ酔いしながら私に言ったんです。
「俺小さい頃、橋から顔出してたらそのまま上半身持ってかれて落ちそうになってさ。ぎりぎりお父さん(私の祖父)が服つかんでくれて助かったんだよ。あの時俺死んでたらお前生まれてきてないんだぞ~」
酔って頬を赤らめた父がご機嫌に話しました。まだ小さかった私は鮮明には覚えていませんが、こう言ったんです。
「〇✕橋でしょー」
一緒にいた母と酔った父でさえもハッと顔を合わせました。なんせこれは三十年近く前の話。まだ六、七歳の私が知るはずもないんです。
もちろん母も父も私に話したことなく、当事者の祖父も私が生まれる前に亡くなっています。
から返事で答えた私も、なんで橋の名前がわかったんだろうと驚きました。
それから月日が経った後も、私が初めてくる場所へ家族と出かけた時、まるで何度も来ていたかのようにトイレの場所や駅の作りなどを知っていたんです。
そこで両親から言われたのは、祖父は私が生まれるちょうど一年前に亡くなっているんです。月日は一緒で西暦が一年違い。
「もしかしたらおじいちゃんの生まれ変わりなのかもしれないね。」
母が冗談交じりで言いました。そう言われ私も生まれ変わりかはわかりませんが、祖父の記憶が一部私の中に入っているのではと思いました。
今でも初めてきた場所で、見覚えがあるだけでなく建物や行き先が直感交じりでわかることがあります。偶然ですが父と祖父が昔住んでいた街に今私も住んでいるのですから。
不思議とこの感覚に違和感はなく、むしろ既に亡くなっている会ったことのない祖父と繋がっている気がして嬉しいんです。
そんな不思議な感覚を持つ私ですが、一年ちょっと前。お盆なのもあり、祖父の仏壇がある実家に帰省しました。
仏壇にはきれいな花が何輪か供えられており、目を閉じ手を合わせました。
その日の晩、両親とたわいもない会話をし、流れで祖父の話をしたところ、その十数分後に不思議な出来事が起こったんです。
仏壇に供えられていた花の花びらが一枚残らず仏壇内や床に落ちていたんです。まるで誰かがむしったかのように。同じ部屋で話していたのでそんなわけもなく、私たちは少し不気味な気がしました。
「縁起悪いことじゃなければいいけど。」
不安交じりに母が言いました。 気になった母は次の日の仕事帰りに先日花を購入したお店に行き、出来事を店員さんに話してみたそうです。店員さんはベテランさんっぽく花にとても詳しい方らしく、こう言われたみたいです。
「購入された当日に花びらが落ちることはあり得ない。相当その花に適さない室温などでない限り」
もちろん部屋は夏だがクーラーがついてたりと適温であり、お店の管理環境も問題なかったみたいです。不安が解消されない母は同じ花をもう一度購入し、仏壇に供えてみました。室温や湿度も同じにそろえて。
それから数日経っても買いなおした花の花びらが落ちることはありませんでした。 なぜお盆の間に、祖父の話をした直後に、花びらが落ちたのかはわかりませんが、
私たち家族は祖父がそばで見ててくれていたと思うようにしています。
さて、話を戻し祖父の記憶が私にある話ですが。
みなさま霊感というものは信じておられますでしょうか
お読みいただき誠にありがとうございます。
また近々、今回の祖父の件とは少し異なりますが、『霊感』というものについてお話させていただこうと思います。
ここまでお読みいただいたみなさまに、ぜひとも今回の続きのような感覚でまた次回ここへ足を運んでいただけたら幸いです。




